【2軒め】「ノイン シュプラーデン

 

食べログマガジン編集部

いかにも“ウィーン菓子の店”という感じの重厚な外観ですね! 店名はどういう意味なんですか?

 

猫井先生

1990年のオープンなので今年で32年目の実力店ですね。店名は「9つの引き出し」という意味です。12世紀にウィーンに建てられた家屋に由来するそうですよ。「9つの引き出しに夢をいっぱい詰めておいしいお菓子を届けたい」というシェフの思いから名付けられました。

 

食べログマガジン編集部

シェフはどんな方なんですか?

 

猫井先生

シェフの指籏誠氏は、日本菓子専門学校をご卒業後、都内洋菓子店勤務を経て、スイス・ルツェルンの国立リッチモンド製菓学校に留学され、「ホテル シュバイツァーホフ チューリッヒ」でシェフパティシエになり、その後オーストリア・ウィーン「コンディトライカフェ アイーダ」に勤務されます。帰国後は母校に勤務、業界団体理事等を歴任、技術指導により後進の発展に寄与されたことでも知られています。

 

食べログマガジン編集部

ほおぉ。これは本格的なウィーン菓子が味わえそうです! まずはどの辺りのケーキから攻めたらよいでしょうか?

「ザッハトルテ」470円
 

猫井先生

ウィーン菓子の代表格「ザッハトルテ」、あとはウィーンやドイツなどでポピュラーな「シュヴァルツヴェルト」などはいかがでしょうか。こちらのザッハは生地の間にもジャムを挟む構造で、ホテルザッハ流ですね。シュヴァルツヴェルトは、ドイツ産のサワークリームに、ホワイトチョコ、スイートチョコ、サワーチェリーを使っていて、チョコレートとサクランボの酸味がよく調和した作品です。

「シュヴァルツヴェルト」430円
 

食べログマガジン編集部

なんとも、コーヒーに合いそうなビジュアル! そしてショーケースを見る限り、ショートケーキなども揃っているようですね。

 

猫井先生

日本人好みのケーキも多くあります。例えば栗のケーキで言えば「モンブラン」もありますが、ちょっと変わったところで、栗の生地を使った「ディアブロ」などもおすすめです。栗のスポンジに、ほうじ茶とミルクチョコレートのムースの組み合わせで、日本人になじみ深い味わいに仕上げられています。

「ディアブロ」450円
 

食べログマガジン編集部

栗・ほうじ茶・ミルクチョコレートのムースって絶対おいしいやつ! 友人へのお土産用にピッタリなものといえば何がありますか?

「クグロフ」300円
 

猫井先生

「クグロフ」はいかがですか? チョコ掛けしたパウンド菓子で、形もユニークなので喜ばれるかと思います。

※価格はすべて税込