バベットステーキは、セニャンに! 極上の味を噛みしめる

メインディッシュの「牛バベットのステーキ エシャロットソース」2,400円。付け合わせに、グラタンドフィノア(ジャガイモのグラタン)をたっぷりと。

メインディッシュは12品ほど揃い、こちらもすべて3,000円以下という良心的な価格設定。「仔羊のクスクス」2,000円、「牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」2,600円、「北海道産カスベのムニエル」1,800円なども惹かれるが、ここはビストロ料理の“the定番”「牛バベットのステーキ エシャロットソース」をチョイスした。

目の前に運ばれてきたステーキは、300グラム近くありそうだ。エシャロットソースとグラタンドフィノアをたっぷり添えた豪快な盛りつけもインパクトがある。
ちなみに“バベット”とは、日本でいうカイノミのこと。バラ肉の一部だがヒレ肉に隣接しているため、赤身のしっとりとした食感とほどよい脂の甘みを兼ね備えている。牛1頭から2キロ弱しか取れない希少部位で、フランス人はバベットステーキが大好物なのだ。

見事なセニャン(ミディアムレア)に焼き上がったステーキ。

厚く切ったバベットの表面を、まずはたっぷりのバターとともにフライパンで焼き、オーブンに入れてじっくりと火を通しセニャン(ミディアムレア)に仕上げている。
ナイフを入れると、肉のやわらかさに胸が躍る。口に運ぶと、やわらかさのなかに適度な噛み応えもあり、牛肉らしいうまみがいっぱいに広がり思わず笑みがこぼれてしまう。エシャロットをコンフィしたソースとの相性も抜群だ。

フランスワインが90種。お手頃なものからグラン・ヴァンまで

フランスのワインが幅広く揃う。グラスワイン750円~。ボトルワイン4,500円~。

店名に“バー・ア・ヴァン(ワインバー)”とあるように、ワインの品揃えも豊富だ。グラスはスパークリングワインとシャンパーニュが1種ずつ、白ワインと赤ワインが3種ずつ用意され、ボトルワインは90種ほど揃う。
シェフの児玉さんがセレクトしており、すべてフランスのもの。ワインリストを見ると4,500円~8,000円台の手頃な価格のものから、30,000円~50,000円のグラン・ヴァンまで幅広い。「ビストロとしてはここまで揃える必要はないけれど、ワインは趣味のようなもので自分の好きな銘柄を集めている」と児玉さんは話す。

軽いものから重めのものまで、いろいろな地方から取り揃えているので「好きなものを好きなように飲んでほしい」とのこと。ペアリングといった細かいことは問わないビストロらしい姿勢も好感がもてる。