【第4週のカレー】実はミャンマー料理密集地帯! 高田馬場に新感覚ミャンマー料理店がオープン「シュエターニ」

ミャンマー料理を食べたことがありますでしょうか? 全国的に見るとミャンマー料理の専門店はまだまだ少なく、お店を見つけることすら困難なのですが、高田馬場にはそんなミャンマー料理の専門店が立ち並ぶがごとく、現在も10軒以上集まっています。

ミャンマー料理と言っても食べたことがない人には想像が難しいかもしれませんが、ミャンマーに隣接する国は中国、インド、バングラデシュ、タイ、ラオスであり、そんな国々に影響を受けた料理があるのです。インドやタイに影響を受けていますからスパイスを使用するのは日常的ですし、中国に影響を受けているので醤のようなものも使用します。それでいて辛すぎる料理はあまりなく、素朴で滋味深い田舎料理的な魅力があるのがミャンマー料理の特徴だと言えるでしょう。

そんなミャンマー料理密集地帯・高田馬場において、先月オープンした「シュエターニ」は、今までに無かったようなミャンマー料理を提供している注目のお店です。

どんな料理かというと、簡単に言えばモダンアレンジされたミャンマー料理となりますでしょうか。近年、インド料理やタイ料理、ネパール料理などでも、それらをフレンチなどほかの料理と融合させ、イノベーティブフュージョンとも呼べるような形に進化させたモダンスタイルの料理が注目を集めています。

シュエターニも料理の盛り付けにこだわりがあり、モダンな印象を受けるのですが、店内は若者向けのクラブ的な雰囲気でもあり、お値段もほかのミャンマー料理店と比べると少し高めですが、1,000円前後のものが多いのでイノベーティブフュージョンやモダンインディアンなどとはまた違う印象も受けるのです。

「チキンシーピャン」

「チキンシーピャン」880円は、分かりやすく言うならミャンマー風チキンカレー。メニューの英語表記にも“MYANMAR STYLE CHICKEN CURRY”とあります。ミャンマーのカレーは「ヒン」と呼ばれることが多いですが、シーピャン、あるいはスィービャンと発音されるものもあります。ミャンマーのチキンカレーでポピュラーな「チェッターヒン」とはまた違う形で、ミャンマーのビリヤニ的な料理である「ダンパウ」にのるカレー味のチキンを、そのままカレーとして成立させたようなスタイルです。

チキンレッグが丸々一本入っており、玉葱とスパイスと油で煮込んだもの。食べてみればカレーです。これに揚げたポテトをあしらっているのがおしゃれ。お皿にもこだわりを感じます。味はミャンマー現地の味であり、王道のおいしさでありながら、その盛り付けでモダンな雰囲気を演出しているというわけです。

「ナッピチャハン」

シーピャンにライスは付かないということで、普通のライスを頼もうかとも思ったのですが、「ナッピチャハン」990円を合わせることにしました。ナッピチャハンのナッピとは、ミャンマーの蝦醤のこと。これで炒めた炒飯なのですが、その周りに副菜が鮮やかに盛り付けられています。写真で言うとスプーンの下から時計回りに、薄焼き卵を切った錦糸卵の太いバージョンのようなもの、唐辛子、豚肉のグリル、生のニンニク、小エビの唐揚げ、レモンのみじん切り。

炒飯自体はしっとりという以上にねっとりとした口当たりで、パラパラな食感を求める方には違和感があるかもしれませんが、味は海老の風味が良く、副菜と共に食べれば様々な食感と香りや刺激が加わり、地味な印象のあるミャンマー料理としてはかなりゴージャスなものとなっています。スープもついてくるのですが、これも優しいおいしさ。炒飯にカレーをかけて食べても変化が出て良いです。

「揚げ豆腐」

「揚げ豆腐」660円は、いわゆる「トーフジョー」と呼ばれるミャンマー料理。こちらはサクっとしっかり揚げられており、チリソースを付けていただくのですが、どことなくフライドポテトを食べているような感覚にもなる仕上がりで、やはり個性を感じます。

どれもオーセンティックなミャンマー料理を基にしていながら、モダンな盛り付けにしていることが興味深く、ミャンマー人の店員さんに「ミャンマーでは最近このようなスタイルの料理が流行ってきているのですか?」と聞いてみると、「いいえ。うちのオリジナルです」と答えてくれました。

高田馬場においても独創的であり、ほかに類を見ないスタイルの新感覚ミャンマー料理の数々。ランチタイムはビュッフェ形式で色々な料理をいただけるようです。ミャンマー料理を食べ慣れている方には目新しく、ミャンマー料理を食べたことが無いという方にもとっつきやすいと言える、注目の新店です!

※価格はすべて税込

※本記事は取材日(2020年12月22日)時点の情報をもとに作成しています。

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

※外出される際は、感染症対策の実施と人混みの多い場所は避けるなど、十分にご留意ください。

文・写真:カレーおじさん\(^o^)/