〈2020 食通が惚れた店〉

新型コロナウイルスの流行により、飲食店にとっては大きな危機を迎えた2020年。でも、外食シーンの火は消えない! こんなときこそ、おいしいものを食べて元気になり、飲食店を応援したいものです。

そこで、グルメ情報を熟知した有識者に、2020年に惚れ込んだお店や料理についてアンケートを実施。「最も印象に残った店」「2,000円以下のお手軽グルメ」「おすすめお取り寄せ」をうかがいました。

今回は、連載「今週のカレー」「今月のカレー」でお馴染み、2006年から毎日カレーを食べ続けているカレー偏愛家であるカレーおじさん\(^o^)/にお答えいただきます。

教えてくれる人

カレーおじさん \(^o^)/

2006年から毎日カレーを食べ続けているカレー偏愛家。世界各地約5,000店舗で様々なカレーを食べ歩く。年間平均カレー食数は1,000以上、生涯通算カレー食数は優に20,000を超える。NHK Eテレ「オイコノミア」やTBS「マツコの知らない世界」など、メディア出演の他、小学館「Oggi」やイープラス「SPICE」などでカレー記事を連載。様々な形でカレー情報を発信している。

今年のベストレストラン

Q. 2020年、最も印象に残った飲食店を教えてください

A. 「モダンスパイス 虹の仏」です

「鰻のマサラ」撮影:カレーおじさん\(^o^)/

大阪カレーを代表する名店「虹の仏」がモダンインディアンのお店をミナミに新しく出しました。モダンインディアンということでコース料理となり、基本おまかせなのですがそのなかにあった鰻マサラ(鰻のカレー)が絶品でした。和食出身シェフだからこその経験を活かし、鰻を使うのみならず、塩気をイクラで調整するなど独創性に富んだ料理で、おいしい以上の感動がありました。

アンダー2,000円のお手軽グルメ

Q. 今年食べた〈2,000円以内の感動の味〉を教えてください

A. 「スパイスフォース」のコーンビーフカレー(税込1,000〜1,500円 ※内容によって変動あり)です

「ビーフカレー コンボ」撮影:カレーおじさん\(^o^)/

肉バルだったお店がコロナ禍の影響でカレー専門店に転身。コロナ禍で時間ができたことをきっかけにカレー作りにハマりだしたというシェフが作るカレーは行くたびにおいしさのレベルを上げているのですが、そのなかで最も僕が気に入っているのがコーンビーフカレーです。コーンとビーフではありません。所謂コンビーフ。それがカレーになっているのです。

単品ではメニューに無く、「ビーフカレー」や裏メニューの「オムカレー」のなかに入るのですが、コンビーフを見事においしいカレーに生まれ変わらせたここにしかない発明的な逸品になっています。僕もこれが食べたくて定期的に通っています。

2020年のお取り寄せ

Q. 今年出会った、人におすすめしたいお取り寄せを教えてください

A. 「おうちで名古屋スパイスカレーシリーズ」です

写真:食べログモール

名古屋で人気のスパイスバー「スタンドオオシマxスパイスカグラ」、スリランカ料理店「カフェパハナ」、ラーメン専門店「ラーメン 達磨食堂」の3店がコラボしてカレーを作るという試みが非常に意欲的であり、食べる方としても食べ比べるのがとても楽しいです。味もそれぞれの個性が出ていてひとくちにカレーと言ってもその幅の広さを感じさせてくれます。時期によって内容を変えてくるので継続してチェックしています。

■購入サイト:食べログモール(おうちで名古屋スパイスカレー)

※アンケート内容と「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。
※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
※外出される際は、感染症対策の実施と人混みの多い場所は避けるなど、十分にご留意ください。

文:カレーおじさん \(^o^)/・食べログマガジン編集部