【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレー#106】「スパイシービストロ タップロボーン 神保町店」

新型コロナウイルス問題で飲食業界も大打撃を受けているのは皆さんもご存じの通り。そんな、先行きが分からない不安のなか、新規開店するお店もあります。開店時期は前々から決まっていたことですし、開店しようがしまいが家賃はかかってしまいます。ならば​開店して少しでも売上を立てないといけない、という事情もあるわけです。新規開店するには相当のお金がかかっていますし、閉店する​のにもお金はかかるわけですから。​

カレー激戦区神保町で3月に開店したこちら「タップロボーン」も、本来なら開店早々話題を呼んで行列になっていてもおかしくないお店なのですが、現状苦戦しているようです。

 

​こちらは東京のスリランカレストラン界を牽引する存在と言っても差し支えない名店であり、東京にまだ本格的なスリランカ料理店が​数える程しか無かった頃から南青山に本店を構え、大人気となりました。その後できた門前仲町の二号店も人気店となっていて、ついに三店​舗目を神保町で開店したという流れがあります。​

メニューは各店舗同様幅広く、本格的なスリランカカレー、名物の「デビルライス」に「ランプライス」、僕の大好きなオリジナリティ溢れる「ジャパランカ​カレーライス」もあり、どれを食べてもおいしいのは知っているので悩んだのですが、よくよく見ると神保町店にしかない限定メニュー​として、ラトゥキャクルというスリランカの赤米を使った「アーユルヴェーダ・ラトゥキャクルワンプレート」1,380円があったのでそ​れを注文しました。​

「アーユルヴェーダ・ラトゥキャクルワンプレート」

野菜カレー、チキンカレー、そして副菜と思いきや、チキンじゃないんです。ベジミートのカレーとなっていて、つまりは野菜オンリ​ーのベジタリアン仕様ワンプレート。すこぶるヘルシー!​ 神保町といえば昔ながらの欧風カレーが多いエリア。その中において、野菜のみで満足できるヘルシーなカレーは貴重な存在です。​

 

味はスリランカの現地味に忠実。辛さは少し抑えめですが、スリランカ料理は日本人の舌との相性も良く、多くの方が食べやすいと感じるおいし​さだと言えるでしょう。​

サービスの「野菜スープ」

まずベジミートカレー。ベジミートは大豆たんぱくで作った低糖質高たんぱくの栄養食品。噛み応えが肉に近く、野菜なのですが肉を​食べた感覚を得ることができます。こちらはしっかりとスパイシーなスリランカの肉系カレーテイストで存在感ある味わい。​一方、野菜カレーはココナッツの甘味と野菜の滋味が渾然一体となった優しい味わい。​

ラトゥキャクルは何もつけないで食べても華やかな香りと風味があり、食感も日本米より軽やかで食べるのが楽しいです。​途中ポルサンボル(スリランカのスパイシーココナッツふりかけ)などを混ぜながら味変して最後まで飽きないおいしさ。​

 

スリランカカレーは混ぜて食べるというのが通説ですが、こちらのオーナーのカピラさん曰く、全てを一気に混ぜてしまうのは縁起が​悪い食べ方なので、部分部分で少しずつ混ぜながら食べるのがおすすめとのこと。​現地料理の食べ方については常に諸説あるのですが、こちらのお店のカレーは確かに全部一気に混ぜるよりも、部分部分少しずつ混ぜ​ていった方がよりおいしく楽しめる味だと思います。​

 

「外には会社員も学生も全然いないので大変です」と流暢な日本語で心配そうに語っていたカピラさん。しかし最後には「でもせっ​かくお店はオープンしたので頑張ります!」と笑顔で。​カピラさんはスリランカの方ですが、日本愛溢れる素敵な方です。食べに行けば元気をもらえるでしょう。

 

インド亜大陸の伝統医学で​あるアーユルヴェーダの理念も取り入れながら作った、おいしくてヘルシーでスパイシーなスリランカ料理を食べて、元気を出していき​たいですね!

 

※価格は税込

 

 

文・写真:カレーおじさん\(^o^)/