ツヤツヤに輝くお米の上にそれまたツヤツヤに光った黄身が光る卵。メニューにあればついオーダーしたくなる通称TKG。フレンチなのに卵かけご飯が食べられるお店からサイドメニューだけど人気が高い卵かけご飯まで、TKG好きに捧ぐいま食べに行きたい卵かけご飯のお店4軒をご紹介。

1. フレンチだけど、卵かけご飯が食べられるんです

Apis(アピス)|田町

スペシャリテの、おかかご飯と卵かけご飯。 撮影:飯貝拓司

信楽焼の美しい土鍋でふっくら炊き上げたご飯に、これまたふっくらとした色鮮やかな卵がのっけられた料理。ただそれだけでも“絵”になる卵かけご飯を提供しているのは、田町で人気のフランス料理を提供している「Apis(アピス)」。フレンチで卵かけご飯!? と驚いてしまうが、シェフの横田悠一さんは修行先のフランスで、自由な発想と自国のものを大切にし、食材も自分たちの周りのものを優先するフランス人の考え方に深く共感。そして修行中より自分のお店を出したら提供したいと考えていた卵かけご飯をスペシャリテに選んだのだ。米は、手刈り天日干しのひとめぼれを使用し、お水は昭和の名水百選にも選ばれている、埼玉は寄居町・風布川の日本水(やまとみず)で炊き上げ、卵は放し飼いで育った健康な鶏が産む新潟オークリッチの卵を使用。醤油も川越のはつかり醤油と、究極にシンプルな料理だからこそ、とことん厳選した素材を使用している。ぜひ一度、シェフの思いがこもったスペシャリテを味わってみたい。

 

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フランス料理店なのに、スペシャリテは卵かけご飯。シェフが込めた思いとは?

 

2. 鰹節という花が添えられた贅沢なねこまんま

かつお食堂|渋谷

「かつお食堂ごはん」1,000円に「かつお食堂特製生卵」 150円をトッピング。

渋谷駅から徒歩7分。Barの間借りでオープンし、人気を集めているのが鰹節専門のセレクトショップ「かつお舎」を運営するオーナー、永松真依さんが提供する「かつお食堂」。こちらのお店では、鰹節に魅入られた松永さんがその良さを普及しようと始めた活動のうちの一つだ。旨みたっぷりの削りたての鰹節ご飯が食べられるなか、こちらのお店でぜひ注文していただきたいのが、追加トッピングの「かつお食堂特製生卵」150円だ! この卵には西伊豆の田子で造られている希少な潮鰹がついている。ごはんの上に溢れんばかりの削りたての鰹節が踊り、その真ん中に特製生卵、そして黄身の上に潮鰹をちょこっとのせたその姿を見れば、食べたい衝動に駆られること間違いなし。お店はお休みのことも多いのでインスタで近日中の営業日を確認してから行こう。

 

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3. 朝食の〆は卵かけごはん

朝食 喜心|京都

出典:毎日外食グルメ豚さん

2017年春、京都祇園にオープンしあっという間に話題になった「朝食 喜心」。料理監修を務めるのが銀閣寺の「草喰なかひがし」主人のご子息、中東篤志さんということもあり注目度が高いお店だ。朝食に特化しているということもあり、米が一番うまいと言われる「煮えばな」の瞬間から、少し蒸したごはん、そしておこげまで、とことんご飯を堪能できることが特徴。料理は向付に一飯一汁2,500円(税抜)の一品のみを90分かけてゆっくりいただく。そして最後の〆に絶対に食べたいのが、京都大原の山田農園の卵を使用した卵かけごはん。お店を紹介した定食王も「黄身だけを白いご飯にのせて出てくるため、その弾力が際立っているのがわかる。崩すのがもったいないほどの黄身に醤油で濃厚な卵の滋味深き味わい」と舌を巻くほど! 昨年には鎌倉にもお店をオープンしているので関東圏の方も鎌倉散策がてら卵かけご飯を食べにいくのはいかが?

 

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4. サイドメニューできらりと光る卵の存在

七宝麻辣湯 渋谷店|渋谷

七宝卵ごはん280円(税込)。 撮影:ミヤジ シンゴ

ランチタイムには大勢の人が列をなすことも少なくない、日本では数少ない麻辣湯専門店「七宝麻辣湯」。列のお目当てはもちろんがっつり食べてヘルシーな麻辣湯だが、実は隠れた人気サイドメニューが「七宝卵ごはん」280円(税込)だ。麻辣湯に白ごはんもいいけれど、もう少し何かがのっていたら嬉しいな。そんな気持ちに応えてくれる「七宝卵ごはん」はトロトロのめかぶと、豚のスープや魚醤などが入った七宝特製の塩だれで食べる、卵かけごはんの決定版。塩だれは麻辣湯で使っているものと同じものを使用しているため麻辣湯との相性もばっちり。安くて手軽に、そしてちょっと変わった卵かけご飯を食べたくなったら気軽に訪れよう!

 

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