〈食通が占う、2025流行る店〉

パリオリンピックの開催もあった2024年。さまざまな国の食事情や食品ロスについて、目を向ける機会にもなったのではないでしょうか。新たな食体験に感謝しながらできることを続けていく、2025年もそんな優しい社会になりますように!

そんな願いも込め、グルメ情報を熟知した有識者にアンケートを実施。2025年注目の「ブレイクしそうな店」「3,000円以下のお手軽グルメ」をうかがいました。

今回は、大阪在住のフードライター・船井香緒里さんにお答えいただきます。

教えてくれる人

食通たちが、2023年に惚れ込んだ名店や極上の一皿をご紹介。フードライターはなともさんをうならせたスイーツとは?

船井香緒里
福井県小浜市出身、大阪在住。塗箸製造メーカー2代目の父と、老舗鯖専門店が実家の母を両親に持つ、酒と酒場をこよなく愛するヘベレケ・ライター。「あまから手帖」「dancyu」「BRUTUS」などでの食にまつわる執筆をはじめ、「dancyu.jp」で連載「大阪呑める食堂」を担当。食の取り寄せサイトや、飲食店舗などのキュレーションもおこなう。「Kaorin@フードライターのヘベレケ日記」で日々の食ネタ発信中。

2025年のブレイク予想

Q. 2025年に〈ブレイクしそうな飲食店〉はどこですか?

A. 「milpa」です

「おまかせコース(ペアリング込)」24,000円より 写真:船井香緒里

四ツ橋のあったメキシカン・レストラン「SABOTEN」が大リニューアル。シェフのウィリー・モンロイ氏は、昨年春に開かれた「Noma Kyoto」のキッチンスタッフとして活躍。彼の新たなテーマは「メキシカン・ガストロノミー」。コーンを茹でるところから手がける自家製トルティーヤをはじめ、メキシコならではの食材と伝統的な技がコースの随所に。そこに、日本の旬を巧みに組み合わせ、オリジナリティ溢れる革新的な皿を生み出しています。今後、注目したい一軒です。

日本の旬とメキシカンの伝統的な技法の融合 写真:船井香緒里

アンダー3,000円のお手軽グルメ

Q. 2025年に〈ブレイクしそうな3,000円以内のグルメ〉は何ですか?

A. 「KYOTO あのん CAFE」の「季節のフルーツ大福つつみmochi」1,650円です

NS417
フルーツは季節によって変わる   出典:NS417さん

「あんぽーね」で有名な「京都祇園あのん」が、JR大阪駅直結「KITTE大阪」2階に和カフェ「KYOTO あのん CAFE」をオープン。「フルーツ×あんこ」をテーマにした四季折々のスイーツメニューに注目しています。

中でも、フルーツやクリームなどを風呂敷に見立てた求肥で包んだ新感覚の大福がおすすめです。実は朝が超穴場。ぜひ行ってみてください。

※価格は税込です。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。

文:船井香緒里、食べログマガジン編集部

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/