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〈絶対ハズさない!ホテルの味〉
Vol.2 泊まらずとも一日楽しめる、エクストリームな遊び方
ホテルのレストランは過ごしやすさ抜群の空間。広々としたテーブル間隔や、素晴らしいテーブルウェアなど、そこにいるだけで気分も盛り上がります。そして、何よりも朝食、ランチ、ディナーと一日中おいしいものに舌鼓を打つことも可能なんです。
今回は、一日中過ごしたくなるほど魅力的なレストランについて紹介しましょう。
オークラのフレンチを受け継ぐレストラン
朝から晩まで美食を楽しめるホテルレストランとしておすすめしたいのが、2019年9月12日にグランドオープンしたThe Okura Tokyo。そのオークラ ヘリテージウイング5階にあるフランス料理「ヌーヴェル・エポック」では、食のオークラと称される味を朝から晩まで体験できます。
「ヌーヴェル・エポック」は前身の「ラ・ベル・エポック」を受け継ぐレストランで、店名の「新しい時代」が意味するように、全く新しいフレンチを提供しています。多くの採光が入り、落ち着きのある白を基調とした雰囲気は、まさに唯一無二でしょう。
料理長を務めるのは髙橋哲治郎氏。2年間のフランス修業などを経て(株)ホテルオークラ東京へ入社しました。日本とフランスの食の融合をテーマに「フランス料理の大胆さと日本の優美さ」を追求するとし、日本のテロワール、つまり、その土地の個性を大切にしています。
7:00am|健康的で優雅な朝食で一日をスタート
朝食ではいくつかのセットとたくさんのアラカルトから選ぶことができます。その中でも食べてもらいたいのが「Beau Jardin」6,500円。
5種の中から選べるジュース、栄養たっぷりの彩り野菜に糀のドレッシングを使ったサラダに加え、スペシャリテとして、放牧飼育鶏のオーガニック卵の濃厚なエッグベネディクト、もしくは、ふっくらしっとりとしたオークラ伝統のフレンチトーストを食べることができます!
「ヌーヴェル・エポック」には、早朝から優しい日差しが窓から入ってきます。非常に優雅な朝食をとれば、一日を元気に過ごせること間違いなし!
12:00pm|ランチにはクイックながらも、絶対の味を
ランチでは最も手頃な10,000円のコースをおすすめしたいです。アミューズ・ブーシュ、前菜、魚料理もしくは肉料理、デザート、コーヒーまたは紅茶といった構成。
軽やかなメニューばかりで、ボリュームも適量なので、体が重たくて午後は活動できないということもありません! オシェトラキャビアを使った豪華な前菜や髙橋氏が得意とする仔羊の料理が出色。
コース料理の楽しさは残しながらも、あまり時間がかからないので、ビジネスパーソンのパワーランチとしてはもちろん、忙しいママさんのランチやショートな女子会にもぴったりです!
7:00pm|オークラならではの至極のフレンチ
食のオークラといわれる所以は、ホテルオークラ東京開業当初の総料理長である小野正吉氏が、黎明期から日本のフランス料理界を引っ張ってきたことによります。
アミューズ・ブーシュ、前菜3品、魚料理、肉料理、フロマージュ、デザート、小菓子、コーヒーまたは紅茶と、フレンチのフルコース仕立て。高級食材であるオマールブルーを用いた魚料理や髙橋氏のスペシャリテである「フォワグラのローズ仕立て “ピエール・ドゥ・ロンサール”」も堪能できる、とっても贅沢なコースです。
デザートは追加料金(1人あたり2,000円、2人から)で、オークラが誇るクレープシュゼットをチョイスできるので、これまた嬉しい悩み。
頻繁に訪れることはできないかもしれませんが、人生に大きな影響を与える食体験になるので、ここぞという時に利用してみてください!
※価格はすべて税・サービス料別