今注目の「クラフトアイス」

ビールの世界では、別名「地ビール」とも呼ばれる、小規模生産で品質を重視した「クラフトビール」が話題ですが、じつは「クラフトアイス」なるものもあるんです。アイス好きは見逃せない、話題のお店をご紹介します!

自由が丘に 「HiO ICE CREAM」がオープン

4月19日、自由が丘にクラフトアイスクリーム専門店「HiO ICE CREAM(ヒオ アイスクリーム)」がオープン。製造工房と路面店を構え、オンラインショップもスタートしました。

小規模生産だからこその、少量しか取れない上質な素材を使っているのが特徴。ていねいな「ものづくり」の理念のもと、創業者自らが50か所を超える生産者のところへ足を運び、素材について学びながら原料を買いつけているそう。素材に合わせて、食べる季節の温度や湿度も考慮しながら、最適な硬さ・甘さを研究して商品を製造しているというから驚きです。

 

さらに、口の中でサッと溶ける滑らかな食感を楽しめるよう、空気を含ませながら高速で撹拌し、短時間で冷却できるイタリア製のアイスクリームマシンを採用しています。

5月現在でのフレーバーは、「美瑛シングルオリジンミルク」、「十勝シングルオリジンジャージーミルク」、「アロマチョコレート」、「イチゴミルク」、「黒ごまミルク」「ピーナッツバターミルク」、「レモン」(シャーベット)、「十勝あずき」(シャーベット)。価格はシングルカップで税込486円。

 

ガラス張りの小さな工房では、職人がアイスクリームをつくる工程を見ることができるので、眺めながら食べるのもおすすめ。日常にすっかり馴染んだデザート「アイス」と向き合う機会になりそうです。

広尾の「ナポリ」でもクラフトアイスが食べられる!

東京・広尾の「ナポリ」では、素材のおいしさや手作りの味を大切にするイタリアンジェラートの製法の伝統を受け継ぎつつ、オリジナルレシピでクラフトアイスクリームを提供しています。

 

注文を受けてからひとつひとつ店内のフリーザーで作るアイスのフレーバーは、潔くバニラのみ。ミルキーなこくがくせになりそうなおいしさです。さらに、「マチェドニア」「イチゴミルフィーユ」「ティラミス」「リモンチェッロ」などのラインナップのなかからトッピングを選べるのもポイント。

「マチェドニア」税込594円 写真:お店から
「ティラミス」税込594円 写真:お店から

お店自慢のバニラアイスのみをカップやコーンで味わうもよし、トッピングをするもよし。その場で作る、できたての味わいをどうぞ。

小規模生産だからこそ実現できる、ていねいに作ったとびきりのアイスクリーム、一度は味わってみて。

 

文:食べログマガジン編集部