町のパン屋さんに聞いた「行きつけグルメ」【Vol.7】

大人気「おいしいパンのある町へ」の連載でご紹介した、店主が一押しする町のグルメ。食通の彼らが絶賛するおいしい地元グルメは、ブックマーク必至のラインナップ。

 

「AOSAN(アオサン)」奥田まきさんに聞く、仙川の一押しグルメ

 

「仙川はおいしい個人店の宝庫! 行きたいお店がありすぎて、時間が足りません」と、仙川の“グルメリテラシー”を絶賛。素材を生かした味わいに目がない奥田さん行きつけの2軒をご紹介。

 

フランス料理のエッセンスを取り入れた創作和食「蒔」

写真:お店から

 

スタッフの誕生日など、特別な日に訪問しているというのが、「AOSAN」から目と鼻の先にある「蒔」。「フランスで料理を学んだご夫婦が営む、懐石料理屋さん。家では作れない丁寧でユニークな料理の数々は、感動! のひとこと。盛り付けも美しく、1品出るたびに歓声が湧き上がります。夜はコースがメインで、奥さんがお酒のペアリングを担当。こちらも外れがなく、いつ訪れても大満足」

 

繊細で優しいドーナツ&焼き菓子の大ファン!「ドーナツ工房 レポロ」

出典:gomataniさん

 

「こちらもご夫婦で営んでおり、奥さんが調理を、旦那さんが接客を担当。ドーナツは油っぽさがなく、繊細で優しい味わいがすばらしい。プレーンやシナモンなど、シンプルなフレーバーがお気に入りです。看板商品はドーナツですが、焼き菓子もピカイチ。休日のご褒美として、フロランタン、マドレーヌ、ラスクなどを大量買いしています」

 

「AOSAN(アオサン)」の紹介記事はこちら!

パン好きをとりこにする“幻の角食”が生まれるまでと、これから

 

 

「HIMMEL(ヒンメル)」金長暢之さんに聞く、大岡山エリアの一押しグルメ

 

美食に目がなく、外食で出会った新しい味覚を商品開発にも取り入れているという金長さん。大岡山付近でとくに気に入っている、2店がこちら。

 

日本酒が飲みたいときは、「樋川」の上品な魚料理とともに

出典:SR014さん

 

大のお酒好きだと自負する金長さん。日本酒が飲みたくなったら、迷わず訪れるのが「樋川」。「とにかく日本酒のラインナップが素晴らしい。普段は肉派ですが、ここの魚料理は大好物。土佐酢をかけたあじの唐揚げは、マストな一品です」

 

ここぞ!というときの手土産は「wagashi asobi」が定番

出典:ヘルちゃんさん

 

大岡山からほど近い、東急池上線・長原駅付近にある和菓子屋「wagashi asobi」。ここの羊羹に惚れ込み、手土産として何度もリピートしているそう。「もともと羊羹はあまり得意じゃないのですが……ここの『ドライフルーツの羊羹』は別格。ドライフルーツと餡子がこんなに合うなんて、と、度肝を抜かれました。必ず喜ばれるので、ギフトとしても大活躍」

 

 

「HIMMEL(ヒンメル)」の紹介記事はこちら!

ドイツと日本の“いいとこ取りパン”は必食。大岡山にある、町のドイツパン店へ

 

 

「OZO BAGEL(オーゾウ ベーグル)」田口玲子さんに聞く、人形町エリアの一押しグルメ

 

お店の徒歩圏内にお住まいという田口さん。外食時や惣菜を仕入れる際には、店舗のある水天宮前からほど近い人形町を訪れるそう。家族での外食や、スタッフとして働く妹さんと気分転換にでかける、お気に入りのお店を伺った。

 

家族全員、大ファン! 洋食の名店「そよいち」

出典:ぴーたんたんさん

 

ご家族での外食時に頻繁に愛用しているという、老舗洋食店「そよいち」。「家族そろって、大のお気に入りなんです。自宅で揚げ物を作らないぶん、こちらを訪れると必ずオーダーしています。とくに、ビーフカツと串揚げが好きです。子どもたちはハヤシライスやハンバーグとマカロニサラダ、夫は決まってポークソテーを頼んでいますね」

 

自家製のべったら漬けが絶品! お漬物を買うなら「わしや」

出典:aki-shimaさん

 

「ベーグル大好きの私と違って、夫は大のご飯党」と笑う田口さん。夫に付き合って食べるうちにやみつきになったのが、「わしや」のお漬物なんだそう。「自家製のお漬物がたまらなく、おいしい。びっくりするほど種類があるんですが、定番のべったら漬けのほか、季節限定のエシャロット、ゆず大根も最高! 手土産としても重宝しています。お味噌もおすすめで、妹も自宅で愛用しています」

 

 

「OZO BAGEL(オーゾウ ベーグル)」の紹介記事はこちら!

NY仕込みの、チューイーな食感&フレッシュメイドのおいしさに開眼! 水天宮前にあるベーグル専門店

 

撮影:山田英博
取材・文:中西綾乃