〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

浅草来々軒(東京・浅草)

創業者の思いを受け継ぎ、暖簾を未来へつなぐ ※写真は「百年醤油味玉らうめん」(1,030円)
創業者の思いを受け継ぎ、暖簾を未来へつなぐ ※写真は「百年醤油味玉らうめん」(1,030円)   写真:お店から

日本のラーメンや町中華のルーツとして知られる「浅草来々軒」が、2026年7月、創業の地である浅草に約80年ぶりに暖簾を戻しました。1910(明治43)年の創業以来、多くの人に愛されながらも戦争の影響で八重洲に移転し、1976年に一度は歴史に幕を下ろした同店。昔ながらの商店や地域の暮らしが息づくエリアとして、創業者が眠る萬隆寺のほど近い場所で復活を果たしました。

古き良き浅草の風情が残るエリアに出店
古き良き浅草の風情が残るエリアに出店   写真:お店から

“醤油ラーメン”や“天津丼”の発祥の店と言われる、浅草来々軒。歴史的な名店復活のきっかけは、92歳になる創業者の孫・高橋邦夫氏の「もう一度浅草で来々軒の“らうめん”を食べたい」という思いでした。

その願いを受け、創業者の玄孫にあたる高橋雄作氏が一念発起。2020年に「新横浜ラーメン博物館」の調査と「支那そばや」の協力のもとで、その味を復刻させ限定復活。2026年7月、ひ孫の高橋昌弘氏とともに創業の地・浅草へ暖簾を戻しました。

清湯スープに広東風の赤チャーシューやなるとが映える「百年醤油らうめん」(880円)
清湯スープに広東風の赤チャーシューやなるとが映える「百年醤油らうめん」(880円)   写真:お店から

看板メニューは、同店発祥とされる“醤油ラーメン”を創業当時の味わいを手がかりに、現代的に再構築した「百年醤油らうめん」。

豚や鶏、野菜を合わせた清湯スープはあっさりしながらも深いコクを感じさせる仕上がり。麺は、明治時代に使われていた小麦の遺伝子を継ぐ「さとのそら」を使用した、黄色みのある中細麺です。

また、らうめんのどんぶりは浅草・かっぱ橋の老舗食器店「小松屋」と製作したオリジナルのもの。細部からも古き良き浅草を感じられるように、という思いが伝わります。

ふわふわの玉子に秘伝のあんがたっぷりとかかった「元祖 来々軒の天津丼」(並950円、小550円)
ふわふわの玉子に秘伝のあんがたっぷりとかかった「元祖 来々軒の天津丼」(並950円、小550円)   写真:お店から

もう一つの看板メニューは、こちらも同店発祥と言われる“天津丼”を現代の味覚に寄り添う形で復活させた「元祖 来々軒の天津丼」。

「早く食べられる料理を」という要望から誕生した一品で、カニ玉をご飯にのせ、あんをかけて提供したことが始まりです。蟹のほぐし身を使い、ふわふわの玉子に秘伝のあんを回しかけて提供しています。

肉の旨みが広がる少し大ぶりな「シウマイ」(3個 600円)
肉の旨みが広がる少し大ぶりな「シウマイ」(3個 600円)   写真:お店から

サイドメニューには創業当時からの定番「シウマイ」を用意。当時は焼き餃子ではなくシウマイが点心の主流だったとのこと。肉の旨みをしっかりと感じられる一品です。

歴史紹介の資料も飾られた14席の温かな店内
歴史紹介の資料も飾られた14席の温かな店内   写真:お店から

全14席の店内は、町中華の懐かしさを残しつつ若い世代や観光に来た人も入りやすい空間。創業時の写真や歴史を紹介する展示が設けられ、食事とともに日本のラーメンや町中華の文化の歩みに触れられる仕様となっています。

時を超えて浅草へ帰還した伝統の暖簾。創業家の情熱と食文化の歴史が詰まった料理が、これから多くの人々に親しまれることとなりそうです。

食べログレビュアーのコメント

naka7117
店内で手包みする自家製ワンタンをのせた「百年醤油ワンタンめん」(1,280円)   出典:naka7117さん

『スープは鶏や豚の旨味を土台にした醤油スープ。出汁感は思ったより分厚く、醤油の香ばしさと程よいコクが広がります。物足りなさのないバランスの取れた味わいでした。
麺は丸山製麺製のしなやかな中細麺。スープとの絡みが良く、啜るたびに醤油の風味をしっかりと運んでくれる仕上がりでした。
トッピングのワンタンは、つるりとした皮の食感が心地良く、小ぶりな肉の餡もジューシー!チャーシューは噛むほどに旨味が広がるタイプ。メンマのコリコリ食感も良く、青ねぎ、ナルトが昔ながらの中華そばの雰囲気を演出していました』(naka7117さん)

Beyond.AI
「元祖 来々軒の天津丼」の並はスープ付き!   出典:Beyond.AIさん

『こちらは並々と丼に注がれた餡とふんわり卵とご飯が最高の相性です。餡は甘すぎず、酸っぱすぎず、しょっぱすぎずで、とろっとした卵の絶妙な加減を是非、お店でも味わってほしいです』(Beyond.AIさん)

※価格はすべて税込

文:食べログマガジン編集部
※記事制作に一部AIを使用しています。