【噂の新店】スタンドぽむる

焼肉のプロが営む居酒屋

2026年4月、大阪・新町エリアに誕生した「スタンドぽむる」。人気焼肉店「焼肉ぽむる」から生まれたセカンドラインとしてオープン直後から注目を集めている一軒だ。店の半分は立ち飲み、半分は座りのスタイルで、緑のタイルと木の温もりある明るい雰囲気。飲む人も飲めない人も入りやすい、ポップな居酒屋を目指したそう。

店は大阪メトロ西大橋駅から徒歩5分程度。予約は来店30分前に電話して空いていれば入れるシステム
入口付近は立ち飲みスペースで、奥は座って飲めるテーブル席。流れる音楽は韓国アイドルや歌謡曲など懐かしい選曲

料理を担当するのは店長の紅谷剛徳さん。立ち飲み店での経験を活かしつつ、「料理人というより、トータルで頑張るタイプ」と自身を語る。スタッフと客、客同士の距離感が近くなるよう会話を繰り出し、ふらっと寄りたくなる店を目指している。料理については「母体が焼肉屋であることを活かし、焼肉屋と同じクオリティーの素材で、端材などもうまく使っていきたいです」と話す。

話し上手&笑顔も素敵な、店長の紅谷剛徳さん

いただける料理はこちら!

料理は全体的にポーション小さめで、飲み歩き好きや大人世代が、少しずついろいろと楽しめるのが魅力。黒板に書かれたメニューには(名物)(速)(揚)(鉄板)などのカテゴリーが並び、赤丸印はおすすめのサインだそう。

目移りしてしまいそうな黒板のメニュー

まずは名物の「ポムチキ」から。手羽に塩をあてたのち5〜6時間乾かすことで、余分な水分を除き、素揚げにすると皮目をパリッと仕上げられる。柚子こしょうとの相性も抜群、アテに最高。乾燥時間に試行錯誤したという、店のこだわりが詰まった逸品。

「ポムチキ(3ケ)」780円

「ぽむるのレバポテ」も名物。鶏ではなく牛レバーを使用。牛乳に浸した後に下茹で、玉ネギやショウガなどの香味野菜と煮込みブランデーとバルサミコ酢で風味付けした。某有名焼鳥店のレシピをアレンジした、ここでしか味わえない味。

「ぽむるのレバポテ」680円、「白ワイン」780円と好相性

トマトにガリ、大葉、ゴマ、ポン酢を合わせた「ガリトマト」。箸休めとしてうれしい爽やかさ。

「ガリトマト」480円

豊富な鉄板焼きメニューからは必ずオーダーしたい「ツラピー」。分厚くカットした柔らかなツラミをピーマンとともに鉄板で炒め、鬼おろしとポン酢で想像以上にあっさりと。噛むほどに広がるツラミの甘みが実感できる。

鉄板でツラミとピーマンを炒めていく
「ツラピー」880円。「生ビール」580円とおすすめ!

ご飯と自家製チャーシュー、卵、白ネギ、干しエビなどを入れた自家製葱油で炒め、自家製のチャーハン用タレで調味した「チャーハン」。濃いめの味付けに、おろしニンニクでパンチを利かせた、〆にぴったりの一皿。

「チャーハン」880円

オーナーの西田さん自身が実は“飲めない人”。だからこそ、ノンアルコールドリンクも充実している。大阪らしいミックスジュースを、可愛いロゴ入りグラスと飲み口がハートのストローで楽しめるのもうれしいポイント。酒類も豊富で、 “かくし玉”な焼酎やテキーラ、ハブ酒も味わえる。

「ぽむるのMIXジュース」680円

自由な空気感ながら高品質

「なんでもない日に選ばれる店を」と自由な空気感ながら、焼肉のプロが手掛ける居酒屋だけあって、料理は高クオリティー。まずは一度、その心意気を実感しに訪れてみたい。そして、オーナー西田さんは「スタッフがそれぞれ活躍できる場をつくりたい」という思いを持ち、「飲食店は人。人が集まり、人が育つ場です。2030年までに5店舗を持ちたいですね」と目標を掲げる。次はどんな店ができるのか、今後の展開が待ち遠しいものだ。

「ぽむる」はオーナーの犬の名前。イラストやロゴが店のあちこちに

※価格は税込。

文:木佐貫久代
撮影:東谷幸一