「横丁」と聞いて思い浮かぶのは、赤提灯が灯る薄暗い路地に所狭しと軒を連ねるノスタルジックな酒場の情景。頭にネクタイを巻いたビジネスマンが肩を組んでほろ酔い歩く……。

 

横丁にはそんな「オジサマの楽園」のような印象さえあったが、恵比寿横丁などが牽引する横丁ブームが到来。安くて美味しいものが集まる横丁には、若い女性が殺到し賑わいをみせている。そんな中、新しいスタイルで“はしご酒”を楽しめる “バル横丁” が誕生した。

赤坂みすじ通りに“バル横丁”がオープン

写真提供はすべて株式会社imprise

都内有数の繁華街である赤坂みすじ通りに6月15日、「赤坂バル横丁」がオープン。一般的な“横丁”のイメージとは大きくかけ離れた、ガラス張りのスタイリッシュな外観が目を引く。バル横丁は、5月にオープンした「蒲田バル横丁」を皮切りに、今回の「赤坂バル横丁」と続いて、今後は江ノ島、京都と全国展開がスタートする。

 

ちなみに“バル横丁”とは

スペインのバル文化と日本の横丁文化を掛け合わせた新しいスタイル。スペインでは行きつけのバルで朝コーヒーを飲み、昼からワインを楽しみ、夜にはディナー前につまむといったように、同じバルに1日何度も足を運ぶくらい地域に根付いており、また愛されている。そして、ディナータイムになると1品1品、その店独自の名物を求めて“はしご”を楽しむそうだ。

 

「赤坂バル横丁」には地域の特性を生かした、業態の異なる9店舗が出店。「誰でも楽しめる個性あふれる店舗を集めたので、ぜひ店をはしごして楽しんでください!」と広報の林 洋輔さん。

 

地域の食材を使い、地域の人が迎えてくれる温かい場所。日本が誇る“横丁文化”に触れながら、オシャレに“はしご”を楽しめる「赤坂バル横丁」は、女子会をしたくなってしまうほどのスタイリッシュな空間が自慢。横丁ならではの出会いも期待できるかも……?

個性溢れる9店舗がラインアップ

A区画:焼鳥 白金気鶏

白金にある老舗鶏肉専門店「鳥彦」がプロデュース! 「希少部位を“希少”だけで終わらせない」、そんな熱き2代目店主が特殊な技術で調理してくれる専門店ならではの希少部位や創作串は必食だ。もも肉を巻いてじっくり焼き上げたジューシーな“チキンロール”も自慢の一品。

B区画:ラムチョップ + チョップドタパス CHOP SHOP

バル横丁の入口を飾る、インパクト抜群の大きなアメリカンコミックの下り壁。飲食店らしからぬその雰囲気で楽しめるのは、ワイルドにかぶりつく“ラムチョップ”と、セビーチェ・サラダ・タパスなど、全てチョップして再構築したチョップドタパス。ラムチョップはクラシック・パクチー・スパイシー・テリヤキ・クリスピーの5種。海老とスイカのエスニックサマーセビーチェなど、目を引くタパスも多数。外国人スタッフがほとんどの英語が飛び交う空間で、インターナショナルな雰囲気を楽しんで!

C区画:東北の酒と海産物 トレジオン

赤坂の人気店「トレジオン」が手がける日本酒バル。看板メニューの蒸しカキをはじめ、殻付き生ウニやホタテ焼きなど、東北の海の幸が満載! その季節にしか出会えない東北の旬を堪能して。厳選された東北6県の地酒も要チェック。

D区画:焼野菜 畑人 焼野菜

千葉県印西市の柴海農園を中心に、厳選した契約農家から届く新鮮な野菜が主役!「肉を喰らう如く、野菜を喰らう」をコンセプトに、有機野菜や特別栽培野菜を目の前の鉄板で焼いたり蒸したり調理してくれる。ガツガツ食べられるようにと工夫されたオリジナルソースでお酒も一緒に進むこと間違いなし。

E区画:餃子 GYOZA!365

餃子の概念を取っ払い、自由な発想で食材が持つ旨味を引き出した包み料理“GYOZA!”を提案。エビが主役の“GYOZA!”は、レモングラスの香りが弾ける泡に大葉オイルをブレンドした色鮮やかなソースとの組み合わせ。その斬新な仕上がりに驚くはず。

F区画:地域 Editor’s Fav るるぶキッチン

旅行ガイド“るるぶ”を発行するJTBパブリッシングが飲食業界初参入! 「日本ワインとご当地食材」をテーマに、編集者が全国各地を旅して見つけた“とっておき”をセレクトしている。日本各地から取り寄せた食材を使ったレギュラーメニューのほか、期間ごとに特集地域を定め、その土地の旬の食材を活かしたオリジナルメニューも展開する。

G区画:スパイスバル/カレー GSC/Good Spice Curry

オリジナルスパイスを駆使して生み出される、お酒が進むスパイス料理に注目! ランチタイムには、本格的なカレーを手軽に食べられる店として、忙しいビジネスパーソンに。夜は趣向の変わったスパイスバルに変身するので、調味料マニアにはたまらないお店になりそう。

H区画:ウイスキー + 燻製 PIER69

外航貨物船の船長だった父の影響で世界のウィスキーに興味を持ったオーナー。さらに、ヨーロッパやアメリカへの旅を通してウイスキーの奥深さにハマる。味=香り、熟成=うまみ増しの手法であるとの想いから、つまみには燻製を用意。その香りたつマリアージュに酔いしれたい。

I区画:スパークリングワインとムール貝の専門店 泡とムール貝 Gracia

神保町の人気スペインバル「Gracia」を運営するオーナーが手がける。看板メニューは「ソースで食べるムール貝」。トマトやブルーチーズ、バジルなど数種類のソースとともに召し上がれ!ドリンクはスパークリングワインに特化。グラスからこぼれるまで注いでくれる「こぼれスパークリングワイン」は490円(税別)とコスパ抜群。

 

赤坂バル横丁
東京都港区赤坂3-17-1 いちご赤坂317ビル 1F
※予約、営業時間などは各店舗にお問い合わせください。