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食通が見いだした、今月の新店
新しいお店がどんどん出店し、ますますの盛り上がりを見せる飲食業界。「気になる店が多すぎてどこの店に行ったらいいかわからない!」という人も多いのではないでしょうか。そこで、グルメ情報に精通している方々に、最近訪れた新店に関するアンケートを実施。特に注目している「今月の新店」について教えていただきました。
今回は、フードライターの森脇慶子さんが推薦する、お茶と旬のフルーツをふんだんに使用したかき氷が味わえる「お茶と果物 扇屋」を紹介します。
今月のベストワン
Q. 直近で行った新店の中で、特におすすめしたいお店を教えてください
A. 「お茶と果物 扇屋」です


森脇さん
季節の果物とお茶をテーマにしたお店です。和の趣漂う店内は、ゆったりと落ち着いた雰囲気。ここでは、新潟市にある「季節のくだもの 団吉氷店」監修によるかき氷が看板メニュー。四季の果物とお茶を組み合わせたオリジナルの味を楽しめます。
Q. 「お茶と果物 扇屋」でおすすめしたいメニューを教えてください
A. かき氷「葡萄」です


森脇さん
かき氷は、どれもそれぞれにおいしかったですね。時期によってメニューは変わり、11月現在は「芋(紅はるか)」「柿(佐渡おけさ柿)」「栗」の3種類。私が訪れた時には「葡萄」があって、見た目はシンプルなのに、中にジャスミン茶のジュレや黒胡麻のクリームが隠れていて、味変が楽しい。杏仁のミルクとシャインマスカットの組み合わせも予想外に相性が良くおいしかったです。別添えの葡萄シロップをかけると、また趣が変わり、最後まで飽きずに味わえます。甘さが控えめなのもいいですね。特注のかき氷マシンで削る氷の口当たりもデリケート。口にするとふわっとしつつも、氷の存在感を感じられ、往年のかき氷ラバーにはうれしかったです。
教えてくれた人

森脇 慶子
「dancyu」や女性誌、グルメサイトなどで広く活躍するフードライター。感動の一皿との出合いを求めて、取材はもちろんプライベートでも食べ歩きを欠かさない。特に食指が動く料理はスープ。著書に「東京最高のレストラン(共著)」(ぴあ)、「行列レストランのまかないレシピ」(ぴあ)ほか。
※価格は税込


