好吃再来 (ホツザイライ)

山形の夜に、地元民だけが愛している店が一軒、明かりを灯す。店名を、「好吃再来(ホツザイライ)」という。
店に入れば、中国人のお母さんが一人、忙しそうに働いていた。
12種類ある餃子は、中華風や四川風のスープ餃子、エビや肉の蒸餃子と焼餃子、海鮮の「三鮮水餃子」などである。水餃子、肉焼餃子、蒸セロリ餃子を頼んでみた。

すると瞬く間に運ばれた。一人だというのに手早い。「はい。水餃子できたよ」と、にこりと笑いながら、次々と運んで来る。
水餃子は、ねっちりつるんとした皮の中から、肉餡のうまみが溢れ出る。焼餃子は、カリッと焼かれた面と、もっちりとした皮の対比がうれしい。「あっちち」と言いながら噛めば、中から肉汁がほとばしる。

蒸セロリ餃子の厚い皮は、ふわりと歯を包み込み、続いて爽やかなセロリの香りが口から鼻に抜けていく。
次回は1軒目に来て、酸辛スープ餃子やエビ入りズッキーニ餃子、肉蒸餃子にエビ焼餃子も食べるぞ。いや全種類全部食べるぞ、と心に誓った。
それこそが「好吃再来」(中国語で「おいしかったらまた来てくださいね」)だね。



