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スイーツメニューはプリンのみ!
さて、そんなYNさんですがスイーツメニューはプリンのみなんです。この潔さ、大好きです! 今回いただいたプリンは「バニラプリン」「かぼちゃプリン」「さつまいものプリン」の3種類。
むっちりかためなバニラプリン

まずは定番のバニラプリン。むっちりとかためでボリューム感がありながら、口あたりはなめらか。優しいバニラの甘さが広がってクセになる一品です。王道のプリンかと思いきや甘さの出方が独特でおいしかったです!
この黄色さがすごくいい! 絶品かぼちゃプリン

続いてはかぼちゃプリン! バニラよりもさらにかためで、かぼちゃ特有のホクホク感を感じられる一品です。

かぼちゃのうまみがギュッと詰まっていて、このみっちり感がたまりません♪ 秋の訪れを感じさせるほっこりとした味わいです。
これぞ秋の味覚! さつまいもプリン

最後はさつまいもプリン。素材の甘みをそのまま活かした自然な味わいが魅力。どこか懐かしい、心が落ち着くようなほっこりとしたおいしさでした。
すべてのベースはバニラプリン

ここで注目したいのが、すべてのプリンがバニラプリンをベースに作られているという点。

そこから季節の素材を掛け合わせることで、味が変わっても“YNらしさ”がしっかり残っているのだそう。そう語るのは、「YN COFFEE ATELIER」店主の中島優太さん! グラニュー糖を使わず、優しい甘さに仕上げているのだとか。

また、こだわりは味だけではありません。提供する器をなんと店主さん自らデザインし、谷中の陶芸教室(Cactus カクタス)で作っていただいているとのこと! 数あるプリンのお店を伺いましたが、器まで自分で作られているお店は初めてです。

元デザイナーの経験を生かし「プリンを楽しんでもらいたい」との思いで作られた食器は、どれもかわいらしく、より一層プリンをおいしくしてくれています。
お店のアイコンはなんとアルパカ
店内中央には、大きなアルパカの絵が飾られています。なんでアルパカなのか店主の優太さんに伺ってみたところ「アルパカが自分の性格に似てるなと思って」ということでした。

なんでもアルパカは好奇心旺盛でありながら臆病者らしく、それが自分と重なったからという理由で、大きな絵をイラストレーターの方に書いてもらったそう。ものすごくインパクトがあるのに、どこかゆるい空気感を放っています。
「もっと平和にごはんを食べてほしい」がモットー
「ごはんを食べる時くらい平和であってほしい」。そう語る店主の優太さん。自身が学生の頃に生きづらさを感じていて、そんな時にごはんを食べる時くらいは平和であってほしいと感じた経験から、自分がお店をやる時は、そういうお店を作りたいと思っていたそう。

プリンを食べる時だけでも幸せであってほしい。そんな誰かの気持ちに寄り添えるようなプリンとお店にしたいと語ってくれました。数あるお店の中からせっかくこの店を選んで来てくれた人に嫌な思いをしてほしくない。そんな優しさが、お店の空気にもプリンの味わいにもぎゅっと詰まっています。
優しいプリン、優しい甘さ、そして、優しい店主さん。優しさに包まれた「YN COFFEE ATELIER」は、Threadsでもその独特の“ゆるさ”が話題となり、何度もバズっています。それをきっかけに足を運ぶ客も多いのだとか。一度訪れてみてほしい、素敵なプリンが食べられるお店でした。




