つるりとした喉越しがたまらないひやむぎは、食欲がない日でもするりと食べられて重宝しますよね。
ひやむぎは、うどんやそうめんと同じ小麦粉を原料とする乾麺の一種で、そうめんとは太さが異なり、JAS規格(日本農林規格)では直径1.3mm以上1.7mm未満と定められています。うどんよりは細く、そうめんよりは太い、独特の食感を楽しめる麺です。
今回は、そんなひやむぎの中でも、職人の技が光る「手打ちひやむぎ」が味わえる名店を3軒ご紹介。手打ちひやむぎの世界を切り開いた名店から、その系譜を受け継ぐ2軒まで、それぞれの個性とこだわりをご紹介します。
1. 石臼挽き手打 蕎楽亭(東京・牛込神楽坂)

数々のそば職人を輩出し、手打ちひやむぎの道を切り開いた名門「石臼挽き手打 蕎楽亭」。そばの名店として広く知られていますが、手打ちひやむぎのクオリティもまた格別です。
群馬県産の小麦粉を石臼で丁寧にひき、手打ちで仕上げたひやむぎは、透き通るような美しい見た目と、驚くほど滑らかな舌触り、そして力強いコシが特徴。そばの技術を活かしたその繊細な麺は、一口食べればそのこだわりが伝わってきます。手打ちひやむぎをまだ食べたことのない人はこちらのお店でデビューするのがおすすめです。













