老舗でコスパ飲み

昼から“おいしい”はしご酒! vol.7 池袋編

酒場にも精通し、音楽界の食通としても知られる“グルメ番長”小宮山雄飛さんが教える、昼からお酒を楽しめる店を紹介する連載。まだ明るい時間から飲みはじめ、ランチやおいしいアテを食するのは至福のひととき。一軒だけにとどまらず、また一軒とついはしご酒をしたくなる名店を、編集部おすすめの店、食べログでの人気店とともに3軒教えます。連載第7回は、創業約50年の池袋のオアシス的な居酒屋で昼から酔いしれます。

教えてくれる人

小宮山雄飛

1973年原宿生まれ原宿育ち。ホフディランのVo&Key。音楽界のグルメ番長の異名を持つ。特にカレー好きとして知られ、著書に「カレー粉・スパイスではじめる 旨い! 家カレー」(朝日新聞出版)、「簡単!ヘルシー!まいにちカレー」(主婦と生活社)などがある。2018年に日本初のレモンライス専門店「Lemon Rice TOKYO」を渋谷にオープン(現在はEC、イベント出店限定)。渋谷区初のCEO(chief eat officer)を務める。

【小宮山さんおすすめの店】大都会

今回向かった先は、ディープな飲食店も多く、小宮山さんが“ガチ中華”を食べに来る街・池袋。慣れていないとなんともわかりにくい池袋駅の出口だが、西口(北)から徒歩1分の場所に、知る人ぞ知る居酒屋「大都会」がある。約50年前に現・主人の兄が居酒屋を開業したのが店のはじまり。池袋のほか新宿など約30店チェーン展開し、名を馳せた。

階段を下りて地下へ

小宮山さんが通いはじめたのは「そば処 大都会」として立ち食いそば屋に転換していた頃で、15年ほど前に、券売機システムを導入した居酒屋として復活を遂げたという歴史がある。かなり前から常連の小宮山さんは、撮影終わりにそばを食べに寄ったのがきっかけ。いつでも入れる“24時間営業”という便利さと、とにかくメニューが多く安いのが好きでつい足を運んでしまう店だとか。昼飲みにも最適ということで、店の魅力に迫ってみる。

朝から晩まで24時間賑わう! 酒ラバーたちの聖地

店名が大きく書かれた看板が目立つ

店へのエントランスは、階段を下りた地下に。迫力の看板の横には、店のルールが書いてあるので、初訪問の際はぜひ一読を!

店内にはカウンターも。右側にはセルフのビールサーバーが置いてある

店に足を踏み入れると、まず何名かを聞かれるので、店側から案内された場所に着席を。店内の正面真ん中には、常連さんやおひとりさまが座るカウンター席、右側サイドと奥の方にはテーブル席エリアがある。

券売機でチケットを買う“セルフオーダーシステム”をまず覚えて!

オーダーは券売機から

店のルール“各1品以上のオーダー制”があるので、エントランス横(または奥のエリアにもあり)の券売機で、まず食券を買う。

買った食券を席に持って行き、メニュー名の下の余白に自分のテーブル番号を必ず記入

フード、ドリンクともにメニューが豊富なので、迷うこと必至。チケットはドリンクがまとめ買いで安くなるので、飲めるときはまず多めに買うのが吉。

テーブル番号を記入した食券は、注文カウンターに置きに行く。これで注文が完了! あとは席で待つのみ

1杯380円の生ビールは、まとめ買い生ビールだと2杯600円、3杯800円、4杯だと1,100円に!

ルールは店内壁に

チェーサーで必要なお冷は食券150円が必要なので、忘れずに。食券は当日のみ使用可能なので、買いすぎには注意して。

最低限のマナーは必須

店のルールが、エントランスをはじめ店内にも貼ってあるので、確認を! 朝や昼とはいえ、かなり深酒の客がいることがあるので、トラブル防止を心掛けたい。