【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレーとスパイス#210】「BUKI RESTAURANT & BAR」
昨年後半から続々と注目店が誕生しているネパール料理激戦区・大久保エリア。今回ご紹介するのは、大久保駅前のビルの5階に、2025年1月17日にオープンした「BUKI RESTAURANT & BAR」です。

エレベーターを上るとワンクッション置いてすぐお店。

店内は広く、壁に描かれた絵や小さなステージもあり、今時のネパール料理店の雰囲気です。
ランチもディナーもメニューは同じ。王道のダルバートは「カナセット」(マトン800円、チキン700円)と、より豪華な「スペシャルセット」もありますが、今回はシンプルにカナセットをマトンでいただきました。

骨皮付きのマトンが入ったカシコマスと、ダルはあずきも入っているのが個性的。野菜のタルカリ(カレー炒め)、アチャール、ゴルベラコアチャール(トマトソース)、生野菜にご飯というシンプルなセットですが、オーセンティックなおいしさで、ダルとご飯はおかわりできることを考えるとこの価格はかなりお得です。

また、こちらのメニューの特色としては「モモ」(ネパールの小籠包)の種類が多いこと。

「オープンモモ」900円は中身のあんが見えるように包んで蒸したモモで、ゴルベラコアチャール、チリソース、グリーンチャトニ(ミントやパクチーなどを使ったソース)と共にいただきます。穴の空いた部分にそれぞれのソースを入れて食べると華やかで楽しいです。

「キビモモ」900円は、皮にキビを使用したモモ。噛めばジュワッとジューシーな肉汁が口内に広がり、ほのかなキビの香りもアクセントとなっていて良いです。
どちらのモモも激戦区大久保においてもかなりレベルの高いものだと感じました。

王道の料理もおいしいのですが、創作メニューもあります。「キーマ焼きそば」800円は焼いてもいなければそばでもないのですが、きしめんのような麺の上にキーマがのり、下には醤油ベースで青唐辛子の利いたタレが入っているという、ここにしか無いメニュー。

まぜそば感覚で混ぜて食べてみると実にスパイシーでおいしいのです。これは他のネパール料理店では見かけない逸品なので、このお店に食べに行く理由となります。
お店の方も親切で丁寧。僕にとっても最近のお気に入り店のひとつなのですが、大久保エリアのネパール料理店としては珍しく日本人の女性客も行くたびに見かけます。ビルの入り口は多少入りにくい雰囲気がありますが、店内に入れば居心地の良い空間なので、一人で食事でもグループで飲み利用でも、さまざまな楽しみ方ができるお店だと言えるでしょう。
※価格はすべて税込
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※価格はすべて税込
撮影:カレーおじさん
文:カレーおじさん、食べログマガジン編集部