〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
Taisuke Endo(東京・学芸大学)
今年オープンしたパティスリーの中で、最も気になる店にランクインしそうな期待のパティスリーが誕生しました。2024年7月4日、学芸大学駅近くにグランドオープンした「Taisuke Endo (タイスケエンドウ)」です。
オーナーシェフの遠藤泰介さんは、イタリアンレストランのシェフとしてスタートした後、パティシエの世界に入ります。フランスのパティスリー業界を代表するピエール・エルメ氏の店「ピエール・エルメ」で頭角を現し、「ピエール・エルメ サロン・ド・テ」のシェフパティシエに抜擢。国内外のコンクールでさまざまな賞を受賞するなどして活躍。その後、都内有名ホテルなどを経て、「パティスリー カメリア銀座」のシェフパティシエに就任します。
「カメリア」を退社後、かねての念願だったフランス修業を実現。約2年間、「アルザス ルレデセール パティスリーカム」でパティスリーへの考え方や歴史を学び、帰国。満を持して、自身の名前を冠したパティスリーのオープンとなりました。
店があるのは学芸大学駅から徒歩5分。モノトーンカラーをベースにした落ち着いた内装で、ショーケースなどに並べられたお菓子がひときわキラキラと輝いて見えます。店内には14席のイートインスペースも用意されています。
お菓子のラインアップはケーキ、焼菓子、マカロン、ヴィエノワズリーなど、王道のフランス菓子がそろいます。どのお菓子も遠藤シェフのこれまでの経験とフランスで学んできたセンスが加わり、一度は食べてみたいものばかりです。
中でもおすすめなのが「マリーアントワネット」。遠藤シェフがフランス滞在中に着想したケーキで、フランスの有名な王妃の名前が付けられています。
ビスキュイ生地の上にマリーアントワネットが愛したバラのシャンティクリームと、ピスタチオクリームをのせ、アクセントにピンクグレープフルーツのジュレを忍ばせています。サクサクしたビスキュイの食感と甘いバラの香り、ナッツの香ばしさ、甘酸っぱいジュレと五感で味わうケーキです。
もう一つ「Taisuke Endo」の代表的なケーキになりそうなのが「テンダンスカフェ」。アルザスのケーキのコンクールで準優勝したというケーキで、一つのケーキの中でコーヒーという素材を見た目、食感、香りすべてで感じられます。
焼き立ての香りで店内を満たす焼き菓子もマドレーヌ、フィナンシェとそろっています。レモンとハチミツが香る、しっとりした生地のマドレーヌや、焦がしバターにスペイン産のアーモンドパウダーを合わせたフィナンシェ。定番だからこそ、同店のこだわりが感じられるものばかりです。
10時半のオープンに合わせて焼き上げるクロワッサンなどのヴィエノワズリー。家の近くにあれば、毎日通いたくなってしまいますね。
「おいしいだけでなく、食べて幸せな気持ちになり、笑顔になってほしい」と語る遠藤シェフ。甘く香ばしい、日常を幸せで彩るお菓子に出会いに出かけてみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント
『プレオープンはすごい行列だったと聞きましたが、私が行ったのは夕方だったので生ケーキのショーケースはもうほとんど空っぽ……!
とにかく残っていた3種類のケーキと焼き菓子2種のボックスを確保します。
「タルトシトロン」程よい爽やかな酸味とカリッとバター香るタルト、ふわっと口溶けるメレンゲで完璧なレモンタルトです。
「パリトウキョウ」濃厚なプラリネとナッツ、シューは塩味効いてます。そこそこボリュームありそうだったので持て余すかも?と思っていたら記憶にないくらいスルッと消えました。美味。
「シーニュアンフィニマン」ふわふわの生クリームの下には甘しょっぱいキャラメルカスタード、甘いカスタードの2段構成。シューは塩味が効いて美味いです。白鳥の首部分はなんとキャラメル味』(hirok17410さん)
『・シーニュキャラメルバナーヌ 750円
まずクリームが美味いですね。
マスカルポーネバニラのクリームとキャラメルのクリームの2種が入っており、どちらも上質な濃厚さと言いますか、甘すぎず整ったお味。
そこにバナナがアクセントで入ってまして、2種のクリームのバランスもすごく良かった。
シュー生地はやや時間経過したのもあるかもですが、しっとりでわりとしっかりしてます。
こちらも香りが良くて美味しかったです』(あるぱかーんさん)
※価格はすべて税込。