〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

パンとエスプレッソと珈琲製作所(大阪・南森町)

2024年6月、大阪の南森町駅から徒歩4分ほどの閑静なエリアに、バリスタがいれるコーヒーと毎日食べたくなるおいしいパンを楽しめる「パンとエスプレッソと珈琲製作所」がオープンしました。

バリスタが目の前でいれてくれるライブ感も魅力 写真:お店から

手掛けるのは、表参道にある人気のベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」をはじめ、国内に約30店舗展開する「株式会社日と々と」。元々は西天満にひっそり佇む昭和レトロな廃工場を再利用し、全国のパンとエスプレッソとグループで提供するコーヒー豆を一挙に焙煎する焙煎工場でした。今回、より多くの方々に「パンとエスプレッソと」のコーヒーを楽しんでいただきたい、という思いから、焙煎所にカフェを併設し開放することにしたそう。同店ではこだわりのコーヒーはもちろん、「パンとエスプレッソと」ならではのトーストやジェラートなども提供しています。

2階の吹き抜けを囲むカウンター席 写真:お店から

店舗は1階が吹き抜けになっていて、ガラス張りで明るく開放的な雰囲気。廃工場の昭和レトロな内装はそのままに、アンティークなライトや木製のカウンターなどこだわりの家具が配置されています。2階のカフェスペースでは、当時使われていたロッカーをディスプレイしたり、机を再利用したりと、事務所らしさを生かしたお洒落な空間。客席はカウンター席が8席、テーブル席が10席あります。

ドイツのプロバット社製「PROBATONE」 写真:お店から

焙煎工場で使用している焙煎機は、ヨーロッパではトップシェアを誇り世界最高級の焙煎機として有名な、ドイツのプロバット社製の最新式ロースター「PROBATONE」。全国にあるグループ30店舗で使用するコーヒー豆を焙煎する、国内最大級の25kg釜です。また焙煎工場の横には「パンとエスプレッソと」各店で提供しているジェラートを製造するジェラート工場も併設しています。

併設のジェラート工場で製造している、自家製ジェラート 写真:お店から

70年の歴史を誇るイタリアのトップブランド「CARPIGIANI(カルピジャーニ)」製のジェラートマシンを導入していて、同店ではつくりたてのジェラートはもちろん、焙煎工場で焙煎したエスプレッソを合わせた「アフォガート」も楽しめます。ジェラートは「シングル」(500円)、「ダブル」(800円)でカップでの提供ですが、プラス150円で「自家製ワッフルコーン」に変更可能。「ムー」の粉を配合し1枚ずつ丁寧に焼き上げたワッフルコーンは香りが良く、程よい甘みと塩味でジェラートのおいしさを引き立てます。

ドーナツアフォガート。「白」と「黒」 写真:お店から

ドーナツに見立てた「ドーナツアフォガート」(850円)は、甘いバニラジェラートにエスプレッソを注いだ「白」、エスプレッソジェラートに濃縮したミルクを注いだ「黒」の2種類を用意。それぞれ違った味わいがあるので、食べ比べをしてみるのも面白そうですね。

カヌレアフォガート 写真:お店から

数あるメニューの中でもおすすめは「カヌレアフォガート」(900円)で、米粉を使用したカヌレに自家製ジェラートをのせ、自慢のエスプレッソをかけて味わいます。ジェラートは「エスプレッソ」「塩キャラメル」「焙煎抹茶」など、10種類の中から好みのフレーバーを選べます。中でも「パンとエスプレッソと」の看板商品「ムー」が練りこまれたジェラートは、エスプレッソとの相性が抜群な同店ならではの逸品。

生ハムエッグトースト 写真:お店から

「ムー」を使ったトーストも用意していて、サラダやオリジナルのバジルトマトのマリネがついた「“Mou” Toast Plate」(1,200円~)は、ボリューム満点でモーニングやランチにもぴったりです。

トーストは全8種類 写真:お店から

トーストは粒あんとバターの相性が最高な「あんバタートースト」やメープルシロップをかけて味変を楽しむ「ベーコンチーズトースト」、クミン香るカレー風味の半熟卵とトマトの酸味がおいしい「スパイシースクランブルエッグトースト」など全8種類。セットドリンクはプラス300円~で、ワンドリンク制です。フランス語で「やわらかい」という意味の「ムー」は、バターをふんだんに使ったふわふわなパン。しっとりとしたリッチな味わいを色々なバリエーションで楽しめるのはうれしいですね。

エスプレッソ・カルーアミルク 写真:お店から

ドリンクは注文を受けてから目の前でいれる「本日のドリップコーヒー」(650円)や「カフェラテ」(600円)、「キャラメルラテ」(650円)など定番メニューのほか、「ストロベリーラテ」(650円)や「エスプレッソオレンジソーダ」(800円)などオリジナリティ溢れるものに加え、「エスプレッソ・カルーアミルク」(800円)などのアルコールも用意しています。

コーヒー豆のような配色がかわいいロゴが目印 写真:お店から

モーニングにランチ、カフェタイムに、ここでしか味わえないドリンクやスイーツで幸せな気分になれるカフェ。すでに人気になっているので、訪問の際は時間に余裕を持っておでかけくださいね。

食べログレビュアーのコメント

リノベ具合も楽しめる店内 写真:お店から

『気になっていたパンエス珈琲製作所へ。
パンエスの看板メニュー、ムートーストは8つのプレートから生ハムエッグプレートをチョイス。セットコーヒーはアメリカーノ。運ばれてきた美しいプレートにわくわく♩ナイフを入れて、生ハムと卵を絡ませて美味しいムーとの融合。美味しくて満足でした。

廃工場をリノベした店舗でつい最近まで焙煎だけされていて、この度カフェOpenしたそう。1Fの席は次回にと、この日2Fでイートイン。真ん中が吹き抜けているレイアウトなため、1Fで焙煎したりコーヒーを淹れている香りが漂っていて幸せ〜な気分。工場時代に使用していたと思われるロッカーや事務机はそのまま残していたりリノベ具合も楽しめる店内でした』(lucmamさん)

あんバタートースト 写真:お店から

『焙煎所の横にはジェラート工場も併設されており、作りたてのジェラートも食べれるのは魅力的ですね。

メニューは、

・はちみつバター
・ジャムバター
・生ハムエッグトースト
・シナモントースト

など看板食パン「ムー」を使ったトーストが8種類登場。

オーダーした【あんバタートースト】は、バターたっぷりのふわふわのムーに粒餡とバターが贅沢にオン。

カフェラテとの相性も◎でした。

セットのサラダやバジルトマトのマリネもオシャレ感を引き立たせます』(こばみつさん)

※価格は税込。

文:佐藤明日香、食べログマガジン編集部