〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
milet(東京・代々木公園)
2024年4月、代々木公園駅から徒歩3分ほどの場所に間借り営業をしていた人気かき氷店「milet」が、「コーヒーとおにぎり PAMOJA 代々木公園店」内にオープンしました。
店主は高校生の時からかき氷を食べ歩いており、いつか自分でもお店をやりたいと思っていたそう。過去の経験から既存店舗に入るという選択肢ではなく、自分自身でお店をやろうと2023年から月に一度営業を始めました。 現在はフィットネストレーナーとしても働いており、自身も好きなかき氷を食べながら体型管理をしている視点から、いかに罪悪感なくおいしいかき氷を楽しんでもらえるかを考えてメニュー作りをしているとか。 固定の場所で営業したいと思っていたタイミングでいろいろな縁があり、現在の場所で金土日の週末のみ、期間限定でかき氷店をオープンすることになりました。
色々な人とのつながりや、縁でこの場所で営業が決まりましたが、トレーナーという仕事柄ランニングも行うので、代々木公園が近いというのは非常に良い環境だったそう。7階に音楽ホールを持つ白寿本社ビルは天井が高く広々としており、客席も30席ほどあるので、家族連れや複数名でも来店しやすい雰囲気です。
看板メニューは「和紅茶のかき氷」(ドリンクセット1,800円/単品1,300円)で、使っている茶葉は店主の地元愛知県岡崎市のお茶屋さんのものを使用しています。ここのお茶がとてもおいしくて好きだからというのはもちろんですが、地元のものやゆかりがある土地やものをかき氷に使用したい、という思いから地元の茶葉を使用しているのだとか。
また、トレーナーという仕事柄、少しでも罪悪感なくかき氷を楽しんでもらえるように、トッピングのクリームは豆乳を使っていて乳製品不使用。シンプルなおいしさが後を引く、繰り返し食べたくなる一品。
「季節のフルーツのかき氷」(ドリンクセット2,100円/単品1,600円。金額は仕入れ状況などにより変更あり)は、日本の四季にあわせて毎月メニューが変わります。その時期最も旬なフルーツを使用したかき氷は、身体も喜ぶフレッシュ感を味わえます。
7月のフルーツに使用しているのは山梨から送ってもらっている桃。山梨は店主が大学4年間住んでいたため、第二の故郷ともいえる思い入れのある場所です。
また加糖は最小限にし、白砂糖は使わずにきび砂糖を使っているのもポイント。中にはヨーグルトクリームと紅茶ゼリーが入っていて、夏らしくさっぱりとした味わいです。
他にもココアクランブルのザクザク食感が楽しい「ココ・パイン」やゴルゴンゾーラクリームを使ったオリジナリティあふれる「もろこしゴルゴン」などを用意。
過去に出していたメニューでは、店主が小さい頃から食べていた、親戚が作る甘夏を使用した「甘夏クリチ」なども。爽やかな甘夏本来の味が堪能でき、好評でした。
「韓国や台湾など世界にかき氷はあるけれど、日本のかき氷は、水が綺麗でおいしいからこそできる日本特有のスイーツであり文化だと思っています」と店主。日本だけでなく世界に日本のかき氷を広めたいと、今後は海外での営業も目標にしているそうで、これからの展開にも注目したいですね。
※価格は税込。
※かき氷はドリンクとセット注文。追加注文は単品から可能です。