【食べログマガジンこぼれ話 】美しさに思わずため息…。猫井先生に教えてもらった成城アルプスの名物「モカロール」

「モカロール」全体

 

先日公開した「猫井登のスイーツ白書・ロールケーキ編」の猫井先生とやり取りをしていた時のこと。「今回は紹介できなかったのですが、成城アルプスのロールケーキの巻きは見事ですよ」と、聞き捨てならない情報を耳にしてしまった私、編集・Yはいてもたってもいられず、原稿を打つノートパソコンをすぐさま閉じ、早速お店へ向かいました。

ロールケーキ、上から見るか?横から見るか?

上から見るとスポンジの滑らかさを物語る細かい気泡がよく見える。「モカロール(M)」1,700円、「モカロール(L)」2,600円(ともに税抜)

 

1965年の創業時より作られているロングセラーの「モカロール(M)」1,700円(税抜)。クラシックな雰囲気をまとった美しいロールケーキは、横からだけでなく、上から見ても素晴らしいものなのですね。

 

ちなみに、この美しい形状を保ったまま切り分けたいなら、ナイフをお湯で温めると綺麗にカットできるとか。

これぞ“「の」の字巻”!バタークリーム×スポンジが生み出す芸術的な食感

正面から見た「モカロール」。見事な“「の」の字巻き”

 

これぞ、THE「の」の字巻き! 丁寧に巻かれたスポンジは、しっかりとした歯ごたえなのに、あっという間に口の中で溶けていってしまう、病みつきの食感。そのスポンジの間には、しっかりと塩気のきいた濃密なコーヒーバターのクリームが詰まっています。

 

バターたっぷりのはずなのに食後感は軽く、一切れ、もう一切れと口に運ぶ手が止まらなくなる納得のロールケーキ。西洋画界の巨匠・東郷青児によるパッケージも美しく、かしこまった場所へのお土産にも最適です。

写真:食べログマガジン編集部