一人で行っても賑やかな空間に溶け込める、定食王も愛するレトロな「コの字カウンター」!

今日は誰も捕まらないけれど一杯飲んで美味しいものを食べて帰りたい。そんな時におすすめなのがコの字カウンターがあるお店。なかでも一人で気兼ねなく行けるのが、気取らずわいわいとした雰囲気の老舗系。お酒だけでなくお料理もちゃんと美味しいコの字カウンターのあるお店を、人気連載「定食王が今日も行く!」の著者である定食王がセレクトしてくれました。

夕方には満員御礼!わざわざ行きたくなる南千住のオアシス:丸千葉

出典:いおしろさん

出典:酔うさん@酔酔どうでしょう?さん

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今や南千住の呑んべえたちだけでなく、わざわざここを訪れるために南千住にくるという人も多いのが、創業66年の「丸千葉」。営業時間は14時から21時までで平日でも夕方には席が埋まることも。お酒を楽しむ人が多い中、お料理目当てで通う人も多いのがこちら。コの字形のカウンターは全部で18席。他に6席のテーブルが二つあり、回転が早いのはやっぱりコの字カウンター。料理、お酒(ボトルは除く)のほとんどが1,000円以下で、一人で行ってもあれこれオーダーしたくなります。料理は酒の肴になるようなものの他にチャーハンやおじや、おかゆなどもあり自分好みの定食を組み立てることも可能。一度行くとほとんどの人がリピーターになるという、わざわざ行きたいコの字カウンターのあるお店です。

自由丘がおしゃれになる前から68年、気軽に鰻を楽しめる!:ほさかや

出典:ゆぽんたさん

 

出典:毎日外食グルメ豚さんさん

出典:飛車角ミシュランさん

 

自由丘がスイーツの街になるずっと前の昭和25年から、鰻を肴に飲める店として創業したのがこちら。お店に入ってすぐのところに焼き台があり、次々に鰻が焼かれて行きます。ランチタイムにはうな重とうな丼を提供し、16時半からの夜営業では開店と同時にこの店を愛する常連たちが集まり始めます。ビールや焼酎、日本酒を一杯飲んだら、串の鰻を一通りオーダーして部位の違いを味わうのがおすすめ。からくり焼き、きも焼き、ひれ焼き、かしら焼き、塩焼きとラインナップし、いずれも300円代で、うまきやうなとろ、うざくなどの小鉢料理は400円前後。好きな部位の鰻をあれこれ食べてもお代はだいたい2,000円代。まさに大衆うなぎ店として自由が丘に通いたくなる老舗です。

創業明治33年!もんじゃの街でお汁粉屋さんから居酒屋に転換して89年!:岸田屋

出典:urya-momenさん

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明治33年にお汁粉屋として創業、昭和4年に居酒屋に営業形態を変更した岸田屋は、17時の開店前からお店の前に行列ができる人気店です。席はコの字形のカウンターが26席。カウンターを囲む木札に書かれたメニューはどれもリーズナブル。天井には戦前のものと思われる魚拓が貼ってあり、このお店の歴史を感じることができます。こちらで必ず食べるべきなのが、日本一と言われる牛煮込み(写真中央)。柔らかく煮込まれた牛もつをたっぷりのネギとともにいただきます。他にも焼き蛤や肉豆腐、ぬたなど通好みの渋いメニューが人気。どの時間帯に行っても行列している可能性大の、一度は行っておきたい老舗居酒屋です。