〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
LA BASE de Chez Lui(東京・代官山)
2024年3月、東急東横線・代官山駅中央口から徒歩約1分の商業施設「フォレストゲート代官山」1Fにオープンした「LA BASE de Chez Lui(ラ バーズ ドゥ シェ リュイ)」は、代官山の名店「Chez Lui」がプロデュースするスイーツのお店です。
1975年創業の「Chez Lui」は、代官山を中心に約50年もの間、愛され続けている洋菓子店。現在ではパティスリーのほか、カフェやフレンチレストランなど多岐にわたる店舗を展開しています。
店内に並ぶボンボンショコラや焼き菓子、ジェラートなどのさまざまな商品は、カカオ豆からチョコレートを一貫して製造するBean to Bar製法で作られています。目指すは“代官山ショコラ”。カカオの魅力を伝えながら、ここでしか出会えないもの作りを目指しています。
シェフの酒井將駄氏は、1994年愛知県生まれ。名古屋の製菓専門学校で学び、京都の名店「洋菓子マウンテン」の水野直己氏に師事。在籍していた8年のうちスーシェフを務めた3年間で数々のコンクールに出場。「ルクサルド・グラン・プレミオ2022」で、日本2位を獲得した後、渡仏。フランス南東部のローヌアルプ地方にあるパティスリー「Chocolatine」ユアン・ドゥブレ氏の下で研鑽を積み、帰国後「LA BASE de Chez Lui」のシェフショコラティエに就任しました。
新業態の店名“LA BASE”とは、「土台」や「主成分」の意。酒井氏自身のルーツや「Chez Lui」の土台を大切に活かしながら、お店の本拠地・代官山に集まる人たちをつなぎ、日常に寄り添える存在でありたいという思いが込められています。
おすすめは、タルトショコラ(853円)。ペルー産カカオ70%のクレームショコラと40%のムースショコラを重ねて、香りや味、食感の違いを楽しめる2層のタルトに仕上げました。
“ショコラティエが作るモンブランとは?”という解釈から作られた、モンブラン(842円)も他ではお目にかかれない一品。一つのカカオの実から5%しか取れない貴重な果汁を使ったカカオパルプのジュレと和栗のペアリングに、カカオハスク(カカオ豆の種皮)を使用したチュイルを食感のアクセントに添えています。
カカオを余すところなく使用することでSDGsや環境保全、フードロスにも取り組んでいるそうです。
イートインスペースは、カウンター4席とテーブル9席。ブランドカラーの青を基調に、フランスのモダンさを加えた店内は、ひとりでもゆったり過ごせそうな雰囲気です。
焼き菓子も豊富で、ちょっとしたギフトや手土産の調達にも。代官山へお出かけの際には、ぜひお立ち寄りください。
食べログレビュアーのコメント
『チョコレートのジェラートをいただきました。ソルベとの違いは砂糖ベースか牛乳ベースかとのことで、ソルベのほうがさっぱりしたお味とのこと。これまでに食べたジェラートの中でも5本の指に入るくらいには濃厚で美味しかったです』(mayuuuuuunさん)
『本日いただいたチョコレートは変わりだねも多く、
・ガーナ70%
・杏×ジャスミン
・プラリネひまわり
・ラベンダー×ヘーゼルナッツ
・カカオパルプ×ペルー40%
・エルダーフラワー
のセット。
プラリネひまわりは、代官山アドレスのひまわりのオブジェから発想されたそうです。
どのチョコレートも個性的ながらも重厚な味わいで、好きだったのは、杏×ジャスミンでした』(tabearuki.jpさん)
※価格は税込