必ずオーダーしたい定番メニューでホッと一息あったまる

「とり豆腐」680円

長年愛されている、ザ・定番なメニュー「とり豆腐」。あっさりとした鶏ガラ出汁の透き通ったスープとともに、鶏肉となめらかな豆腐が、冬の冷えた体に染み渡る。揚げものにいく前や、軽めに食べたいときに欠かせない、小宮山さんおすすめの一品。

鶏肉は、紅葉おろしと薬味を加えた自家製ぽん酢にディップして。さっぱりとした柑橘感が、ビールと相性抜群だ。

おかわり必至! 秋冬シーズン限定の揚げものも外せない

「かきフライ」1,400円 5個入り

揚げものは1個単位で追加できるのも、うれしいポイント。タルタルソース、マヨネーズも追加オーダーにあり、好みにアレンジや味変ができる。

お酒のアテに最適なかきフライは、10月から3月末まで(4月中旬まで延長の可能性あり)の季節限定メニュー。「あると食べておかなきゃ!」と語る小宮山さんは、揚げものは醤油+からしで必ず食べるという独自のこだわりを持つ。

ご飯のときはソースでいきたいが、お酒のときは絶対に醤油であっさりいきたいと、食べ方を変えるルールが存在する。サイドに黄桃が添えられている、アレンジもユニーク。

揚げもののあとの箸休め的“刺し盛り”が酒の肴に

「さしみ盛り合わせ」1,300円

赤身と白身のバランスを考えて盛られる、豊洲市場仕入れの鮮魚のさしみの盛り合わせも人気。この日は鮪、鯛、鰹の3種類で、銀座でこの値段?と、採算度外視なプライスに驚く豪華さだ。時期や仕入れによって中身は変わるが、中トロなどが入るラッキーな日もあるとか。

 

小宮山さん

まずビールから始まり喉を潤してから、かきフライには日本酒なんかでちびちび飲む。定食の中にあるような一品をつまみにしつつ、飲むのは至高のひととき。モエや、ドンペリ(要予約)がメニューにあるのも、銀座という土地柄なのか面白い。飲みたい人も、きちんと食事したい人も一緒に成立する、昼から飲める貴重なお店。夜ごはんに行く前の0次会でもいいし、ひとりでも入りやすいカウンターもあるし、使い勝手がいいんです。さまざまな年齢層のお客さんがいて、食堂みたいな雰囲気もあるけれど、銀座だからかとても上品で……。昼から飲んでいても、平和な空気感が流れていて心地よい。だから銀座に来ると、ふと寄りたくなります。

小宮山さんが長年通ってしまう、銀座に残る昭和レトロな聖地へ訪れてみては?