〈食通が占う、2024流行る店〉

話題のシェフが手がける新店が続々とオープンしたり、有名レストランが名を連ねる「麻布台ヒルズ」が待望の開業を迎えたりと、飲食業界の活発な動きを体感することができた2023年。2024年も、たくさんの食体験との出合いが叶いますように!

そんな願いを込め、グルメ情報を熟知した有識者にアンケートを実施。2024年注目の「ブレイクしそうな店」「2,000円以下のお手頃グルメ」をうかがいました。

今回は、4,000軒以上のカレー店を食べ歩いてきたカレー細胞さんにお答えいただきました。

教えてくれる人

カレー細胞(松 宏彰)

兵庫・神戸生まれ。国内だけでなくインドから東南アジア、アフリカ南端、南米の砂漠まで4,000軒以上を食べ歩き、Web、雑誌、TVなど各メディアでカレー文化を発信し続ける。年2回、カレーにまつわるカルチャーを西武池袋本店に集結させる「東京カレーカルチャー」など、イベントプロデュースも多数。TBS「マツコの知らない世界」ではドライカレーを担当。Japanese Curry Awards選考委員。食べログアカウント:ropefish

2024年のブレイク予想

Q. 2024年に〈ブレイクしそうな飲食店〉はどこですか?

A. 「マラバルキッチン」です

ヒロぼん
出典:ヒロぼんさん

神戸を代表する南インド料理店だった「マドラスキッチン」が約4年の沈黙を破り、店名も新たに復活! 大阪カレーシーンの影響を受けじわじわ盛り上がる神戸カレーシーンのさらなる起爆剤となること間違いなしです。

アンダー2,000円のお手頃グルメ

Q. 2024年に〈ブレイクしそうな2,000円以内の料理〉は何ですか?

A. 「鉄板韓国料理ハンナ」の「チュクミカレー」1,200円です

「チュクミカレー」 写真:カレー細胞

和素材との融合、フレンチやイタリアン、中華との融合、多彩なアプローチが日々登場する日本のカレーシーンですが、意外すぎるほどなかったのが「韓国料理×カレーの融合」です。こちら韓国で人気の「チュクミ(イイダコ)鍋」をベースにスパイスを加えてカレー化することに成功。2023年夏の「JAPANESE CURRY FESTIVAL」での限定提供を経てさらに改良、晴れてこの冬レギュラーメニュー化となりました。

一度食べるとびっくりしますが、決して「韓国エッセンスを加えたカレー」ではなく、カレーであると同時に韓国料理でもあるという絶妙の仕上がりなんです。カレー好きも、韓国料理好きもきっと驚く親善料理の誕生です。

※価格は税込です。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。

文:カレー細胞(松 宏彰)、食べログマガジン編集部