【カレーおじさん\(^o^)/のNewカレー探訪】

連載リニューアル3回目。今月は東京近郊の気になる3店舗のカレーをご紹介します。

1.東京は高円寺に誕生したインド料理の期待店で舞茸、羊、鶏のカレー
2. 東京は神保町の前店舗から近場に移転したお店でタイカレー2種
3. 神奈川は元町にできたインド料理店の姉妹店カフェでカレーサンドとミターイー

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1. the MANDA

2026年4月20日に高円寺で開店したインド料理店「the MANDA」。阿佐ヶ谷で人気だった間借りカレー店が高円寺で独立した形です。

シックな店内

インド現地を思わせるシンプルでシックな内装でいきなり「わかっているな」と思わせる雰囲気はマニアのツボをビシバシとついてくるのですが、料理はそれ以上。

週替わりのメニューは月曜に入れ替え。インドらしく牛や豚は基本的にメニューにありません。

マイタケスッカ(800円)

まず最初にマイタケスッカを。スッカとは南インドのドライなカレー炒め的な料理であり、マトンやチキンが使われることが多いのですが、その舞茸バージョン。これが絶品で最初のジャブでいきなり心地よくノックアウトされたような気持ちになりました。油とスパイスのバランス、そして舞茸独自のうまみがかけ算のおいしさを生んでいて、これだけ3皿くらい食べたいとも思いましたが他の料理も素晴らしいです。

左上から時計回りに、パロタ(300円)、バスマティライス(Sサイズ,200円)、チキンコザンブ(Sサイズ1000円)、コットゥカリマサラ(1,000円)

チェティナードスタイルのチキンコザンブ、タミルスタイルのコットゥカリマサラにバスマティライスとパロタを合わせて。これがまたどれも最高においしい。現地でもここまでおいしいと思えるお店は少ないのではと感じる程のレベルの高さなのですが、シェフに聞くと料理は独学とのことで、そのセンスと才能に感服しました。

チキンコザンブはシャバッとしたテクスチャのカレーであり、コットゥカリマサラはマトンのキーマなのですが、どちらもやはり油使い、スパイス使いが絶妙であり、インド料理の最も重要な部分を完璧に習得していると感じました。シェフは日本人なのですが、インド料理を作るために生まれてきたような方だなと。

⁡今回カレーに詳しくない友人と一緒に食べに行ったのですが、その友人も「今まで食べたカレーの中でもトップクラス」と興奮していたので、マニアはもちろんインド料理に詳しくない方でもおいしいと思えるテイストであると言えます。

あくまでオーセンティックな料理なのですが、日本人じゃないと作れないオーセンティックという奇跡的かつ喜ばしい矛盾。期待大の新店舗の誕生に心躍りました。

2. メナムのほとり 神保町本店

神保町エリアの人気アジア料理店を複数手掛けている西インド会社グループの人気タイ料理店「メナムのほとり」が、同じ神保町エリアで2026年3月18日に移転しました。

外観

テラススクエア店は現在も営業。神保町駅近くにあった本店が、小川町駅側に少し移動したという形になります。

落ち着いた店内

モダンで落ち着いた異国情緒も感じさせる店内はデートにも使える雰囲気の良さ。看板メニューを2ついただきました。

タイのグリーンカレー(1,650円)

タイのグリーンカレーは皆さんご存じのココナッツの甘さと青唐辛子の辛さが調和したタイカレー。辛さは日本人向けで現地と比べると控えめですが、控えすぎていない絶妙な落とし所であり、具沢山でリッチな味わいはタイ現地のレストランで食べるテイストを思わせます。ジャスミンライスもよく合い、これぞタイカレーと言える逸品。

ソフトシェルクラブのカレー味炒め(2,200円)

ソフトシェルクラブのカレー味炒めも上品なおいしさ。蟹の卵カレー炒めなのですが素材の良さと調理技術の高さを感じ、現地の人気店に勝るとも劣らないおいしさ。上品なテイストであり、他店の平均と比べると量も多すぎないので追加のもう一品としても程よいです。

良い意味でローカライズされたタイ料理の名店。移転してもレベルの高さは健在です。

3. Chai&Saffron

インド料理好きの間では知る人ぞ知る名店と言われている神奈川は元町の「INDU」。そのすぐ近くにINDUの姉妹店カフェとして「Chai&Saffron」が2026年3月27日にオープンしました。

モダンなデザインの店内

朝から営業しており、軽食やミターイー(インドのスイーツ)を色々と楽しめるのですが、それぞれが独自の工夫を加えたモダンインディアン的な雰囲気を感じさせるものなのが素晴らしいです。

ホットサンドトマトスープ付き(1,200円)

朝も昼もいただけるホットサンドはトマトスープ付きでオーダー。チキンとピクルスのサンドと、ポテトと青唐辛子のサンドのコンビです。チキンはイギリス料理のカレー味チキンサラダとも言えるコロネーションチキンのようなテイストなのが楽しく、そしておいしいです。じゃがいもはインド料理のアルマサラを想像していたら全く違って、青唐辛子のきいたマッシュポテト的なもの。シンプルなおいしさなのですがバターがきいたトマトスープに浸して食べてみるとその相性の良さを感じました。

ビーツとキャロットのトリュフ(850円)とチャイ(ランチセット価格380円)

せっかくなのでミターイーも。ビーツとキャロットのトリュフを注文。インド現地の味と比べるとかなり甘さ控えめで見目麗しいモダンなミターイー。ナッツの食感とバラの香りが良く、ビーツ、人参それぞれの素材の味も楽しめます。

チャイは基本砂糖なしで自分で入れるかどうか決める形なのもうれしいです。

INDUで料理を楽しんだ後のカフェとしても使えますし、ビリヤニやパスタなどもあるのでこちらでしっかり食事をするのも良いでしょう。

※価格はすべて税込

文:カレーおじさん、食べログマガジン編集部
撮影:カレーおじさん