望月 英雄氏のおすすめ4軒
家族やスタッフと訪れることが多いと話す望月氏が推薦する4店は、日本料理店3軒とフレンチ1軒。いずれも雰囲気、味ともに評価の高い名店ぞろいだが、肩肘張らずに行ける店ばかりなのでご安心を。
ディナーのおすすめ①東(あずま)いち
望月氏が1軒目に挙げてくれたのは、都営新宿線曙橋駅から徒歩3分に立地する日本料理店「東いち」。店主は人形町の老舗高級料亭「玄治店 濱田家(げんやだな はまだや)」の元料理長で、望月氏の修業先でもある。オープンは2022年5月とまだ新しい店だ。
![趣ある端正な店構え。神楽坂に移転した日本料理店「まる富」の店舗を引き継いだ](https://magazine.tabelog.com/uploads/2023/10/640x640_rect_618b3bf8b50411d6bda633385c228887.jpg)
「訪れるのは休日で、1人でも行きますし10席ほどの小さなお店なので、店のスタッフや家族で貸切りにしてもらうこともあります」と望月氏。ちなみに「東いち」の店名は「東京一の名店に」との思いから命名され、同名の銘酒を造る佐賀の酒蔵も公認という。
![客席はカウンター6席、4人掛けテーブルが1つ](https://magazine.tabelog.com/uploads/2023/10/640x640_rect_ea02686f3bd0e3f4a4fa12ac4b92d0a5.jpg)
「東いち」の料理についてうかがうと「店主の経歴からクラシックな日本料理を提供するお店ですが、経営母体に精肉店が入っているのが特色。黒毛和牛をはじめとし、産地や部位もさまざまで、他ではあまり楽しめないような部位を味わえるのも魅力です」と望月氏。
オーダーは単品ではなく基本お任せのコース料理を楽しむことが多く、和牛メニューは黒毛のヒレ、近江牛のサーロイン、近江牛のヒレなどから選べるという。
![もちチョコきんぐ](https://magazine.tabelog.com/uploads/2023/10/640x640_rect_fefe3f27f2d4f963b772ea7a4cdf6ab4.jpg)
和牛を使う料理は炭火焼きやすきしゃぶなどいろいろあるが、ランチの看板メニューであり、ディナー時はアラカルトでも堪能できるのが「牛タン黒毛和牛ネックシチュー」だ。箸ですっとほぐれるほど柔らかく煮込まれた牛タンがゴロゴロ、他店ではあまり聞いたことのないネックは通好みの部位。うまみやエキスがたっぷり抽出され、店の看板メニューとなっている。
・おまかせコース 予算~20,000円