〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

富喜製麺研究所 六本木店(東京・六本木)

mostovoi
店舗外観   出典:mostovoiさん

2023年8月4日、六本木駅から徒歩3分ほどの場所に「富喜製麺研究所」六本木店がオープンしました。「富喜製麺研究所」は2021年のオープン以来、熊本市内に次々と新店舗を出店し「今いちばん熊本で勢いがあるラーメン店」として評判の店。六本木店は待望の東京初進出店になります。

「富喜製麺所」敷地内にオープンした益城本店 写真:お店から

「富喜製麺研究所」は、創業120年以上になる老舗製麺所「富喜製麺所」敷地内にオープンしたラーメン店から始まります。元々、全国のラーメン店を食べ歩くほどのラーメン好きだった3代目の村上誠一郎さん。コロナ禍で苦境にあった製麺所の助けになればという思いでオープンしたラーメン店は、熊本市中心から外れた立地にありながら、そのおいしさから行列ができる人気ラーメン店となります。そして、オープンしてわずか2年で熊本県内に3店舗を展開するまでになりました。

店内テーブル席。飾ってある写真は製麺所の風景 写真:お店から

東京初進出の場所として選んだのは六本木。日本のみならず海外から訪れた人にも味わってもらいたいという思いから選ばれました。席はテーブル席とカウンター席合わせて17席。工場をイメージしたという店内はグレーを基調としたシンプルでモダンな内装です。

nwo4life
「鰹昆布水のどごし生麺」1,300円   出典:nwo4lifeさん

一押しのメニューは「鰹昆布水のどごし生麺」。製麺技能士が厳選した5種類の国産全粒粉と熊本・阿蘇の伏流水を使用した平打ち麺を味わうつけ麺で、ラーメンコンペティション日本2022の優秀賞を受賞しました。

浜崎龍
「鰹昆布水のどごし生麺」のつけ汁   出典:浜崎龍さん

麺は鰹昆布水に浸されて提供。つけ汁は魚介系醤油味のスープにチャーシュー、メンマ、ネギが入っています。お店おすすめの食べ方は、まず麺だけを何もつけずに食べ、それから藻塩をかけて麺を味わいます。麺のみのおいしさを味わった後はつけ汁につけ、食べ進めたらすだちを搾り、最後につけ汁を鰹昆布水に入れてスープ割りのように味わうそう。

ツルッとしたのど越しの良い麺は小麦の風味豊かでほのかな甘みも感じられ、麺だけでも食べられるおいしさ。つけ汁は魚介のうまみが利いたあっさり醤油系。ストレートでツルッとした麺によく合います。

メガネ社長|吉川健太
「中華そば」1,200円 写真:お店から   出典:メガネ社長|吉川健太さん

その他、店で炊いた豚骨と煮干しを使用し、中太麺か細麺かを選べる「中華そば」や、極太麺を使用した二郎インスパイアの「罪なき二郎」なども人気があります。

製麺所では、焼肉店の冷麺や生パスタなども扱っています 写真:お店から

今後、熊本や大阪での更なる出店を予定されているのだそう。また、海外で現地の小麦と水で作った麺を使用したラーメンのポップアップも大盛況だったとのことで、これから海外のファンも増えていきそうです。唯一無二のおいしさがある「富喜製麺研究所」のラーメンを体験しに出かけてみてはいかがでしょう。

食べログレビュアーのコメント

特盛ヒロシ
「鰹昆布水のどごし生麺」   出典:特盛ヒロシさん

『まずは、麺から …… そのままで ……
美味しい!のどごしが本当にヤバい生麺です。全粒粉の麺なので香りも素晴らしい!さすが老舗製麺所の生麺です。の鰹昆布水とよく合い、本当に旨い!上品な鰹昆布水です。
次に塩 …… 更に麺の旨さが際立ちます。
次につけ汁!… 旨い!上品な魚介醤油のつけ汁に鰹昆布水に浸かった麺 …… マッチです。麺が旨いのでツルッと …… 一瞬で食べました!残った昆布水をつけ汁に入れて …… 飲み干しました。
旨い!熊本にこんなすごいラーメン屋さんがあったとは!』(特盛ヒロシさん)

ぴーたんたん
「鰹昆布水のどごし生麺」   出典:ぴーたんたんさん

『製麺所が手掛けるだけあって、全粒粉平打ち生麺の滑らかな舌触りと喉越しが秀逸。噛めばむち〜っと柔らかで、飲めばつるつると喉を通り抜ける。塩味の加減もギリギリ抑えてあって、昆布水麺の店が流行している激戦区都内でも余裕で上位レベル。藻塩で食べるのも中々に美味しくて、うっかり全部食べそうになるほど笑』(ぴーたんたんさん)

※価格はすべて税込。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:小田中雅子