〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
Chaaw wan(東京・錦糸町)
2023年5月、錦糸町駅から徒歩2分ほどの場所に、フレッシュなタイハーブをふんだんに使った本格タイ料理「Chaaw wan(チャーオワン)」がオープンしました。門前仲町のタイ料理とナチュラルワインが楽しめる人気店「メーピン」の姉妹店で、タイ人のシェフが調理する発酵料理などの本場のタイ料理を提供します。冷凍が主流のタイハーブですが、同店では有名料理店も使うエスニック野菜を生産している「テラ・マードレ」など、千葉県の契約農家から独自に仕入れているため、日本の土壌で育てたハーブの香りとフレッシュ感を堪能できます。
店内はコンクリート打ちっぱなしで、シンプルながら洗練されたモダンな空間。大きな窓が開放的で、ランチタイムは明るく、ディナータイムは温かみのある落ち着いた雰囲気になるよう、シーンによって照明も変えています。キッチンはガラス張りで、シェフが調理する姿を見ることができ、ライブ感も楽しめます。客席は30席で、20~50名の貸し切り利用も可能です。
おすすめは、豚の背骨煮込みのレモンスープ掛け「レンセープ」1,980円。クリアで酸っぱ辛い味わいとコクがやみつきになりますよ。本場のタイでは、パクチーや青唐辛子をたっぷり入れますが、日本人向けに辛さは控えめ(辛さは調整可能)。パクチーがたくさんのった背骨肉を手に持って、現地流に大胆にしゃぶりついて食べてみてください。ホロホロに煮込まれた滋味深いスープは記憶に残るおいしさ。スープを残してシメに人気の「ご飯or米粉麺(追いパクチー付き)」660円を加えれば、最後まで余すところなく堪能できます。
メニューは、春雨とシーフードのサラダ「ヤムウンセン」1,100円や、エビのすり身揚げ「トードマンクン」1,100円、バジルとひき肉の炒め物「ガパオ」1,100円など、タイの定番料理がずらりとラインアップ。しかし、是非試していただきたいのは、イサーン(タイ東北部)のタケノコの和え物「スップノーマイ」1,100円や、旬の鯛を丸ごと1匹使用した「プラーヌンマナオ(鯛のレモンソース蒸し)」1,850円など、日本ではあまり食べることができない逸品です。現地で食べておいしかった料理など、写真やニュアンスを伝えれば、材料があればメニューにない料理もシェフが対応してくれるのも魅力的!
ナチュラルワインは、実際にソムリエが同店の料理を食べて、それらに合うものを厳選しています。産地はフランス・イタリア・オーストリアなどで、生産者・産地・品種・味わいをリスト化しているため、好みに合わせて選んでください。ボトルは2~3カ月ごとに、季節に応じて約10種類用意。その他にもタイ産ワイン、タイビール(シンハー・チャーンなど)も取りそろえているので、現地の気分も味わえます。
残暑厳しい日が続きそうですが、新鮮なハーブをたっぷり使ったタイ料理で、リフレッシュしてみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント
『この日に頂いたのは…
ネームクルック:ネームとハーブとライスコロッケをヤムヤム(混ぜ混ぜ)したサラダ…的な。
サクサクとした食感とネームの酸味、ハーブ風味が三位一体となってサニーレタスに包んで食べるといくらでも食べられそう。
トートマンクン:エビのすり身揚げ。知っているトートマンクンに比べると、肉厚!ふわふわとプリプリの絶妙な感じ。辛くないから誰でも食べられるね。
プラ−ヌンマナオ:白身魚のライム蒸し。立派な鯛がまるごと登場。マナオの爽やかな風味と鯛の旨味が汁に出ていて飲み干したいくらい。
レンセープ:日本では初めて見たよ!まさか錦糸町で出会えるとは。バンコクの若者の集まる市場でインスタ映えする!とブレイクした料理。
豚の背骨をコトコト煮た料理。手袋でわしづかみにてワシャワシャ食う。顔がぐちゃぐちゃになろうとも気にせずに。
こちらもマナオがベースのスープだけど魚と豚で出る出汁が全然違うから、これまた旨っ。
そして最後にご飯を投入してもらい、おじやにしてもらったらこれまた最高。これ必食でしょ。
辛さの強弱とか、パクチー抜きとかきめ細やかな対応をしてくれるのも良き。
あとナチュラルワインもなかなか良いラインナップらしいよ』(ちゃお1204さん)
※価格はすべて税込。