カジュアルに薪焼ステーキが楽しめる大箱イタリアンと人気居酒屋の姉妹店

カジュアルな薪焼イタリアン

「Osteria IL VIAGGIO」 写真:大木淳夫

外食大手も元気です。東京駅のグランルーフ2階には、サービスの神様こと新川義弘氏が率いる株式会社HUGEが、7月10日に薪焼イタリアン「Osteria IL VIAGGIO(オステリア イル ヴィアッジオ)」をオープンしました。

アメリカ製の薪オーブンで焼くステーキがウリで、オーストラリア産アンガス牛のリブロースステーキが300g 4,600円。ボトルワインも3,000円台からと、ステーキを楽しむなら極めてカジュアルな値段でしょう。

parisjunko
「Osteria IL VIAGGIO」   出典:parisjunkoさん

客席はテラスも合わせて150席以上と大箱ですが、支配人らしき男性と、フロアマネージャーと思しき女性が見事な差配をするので、席が埋まれば埋まるほどグルーブ感が生まれて、活気あふれるイタリアンレストランになりそうです。

話題店を手がける会社が新たにオープンした居酒屋

昨年、永田町にオープンした「MAZ」の本店であるペルー「セントラル」が、世界のベストレストラン50で1位に輝くなど、常に話題店を世に問う下山雄司氏の株式会社グラナダは、系列の株式会社FLSコーポレーションが広尾「EAT PLAY WORKS」2階に、7月10日に居酒屋「二ぶん半 広尾離れ」を、隣にはピッツェリア「PIGGY PIZZA(ピギー ピッツァ)」をオープンです。私が訪れた12日は下山社長自ら陣頭指揮中でした。

「二ぶん半 広尾離れ」 写真:大木淳夫

「二ぶん半」は門前仲町店同様、まずお通しにさとうきびとお酢のドリンクとうこん錠、そしてお粥が供されるので、安心して?銘酒を楽しめます。天然の魚はもちろんですが「自家製唐墨と発酵エシレバターと新潟塩煎餅」などの酒肴も秀逸。下山さん曰く、こちらで隣のピッツァも注文可能とか。

大流行のナチュラルワイン×スパイス料理!

7月1日、千歳烏山にはスパイスと中華とワインの店「nope(ノープ)」がオープンしました。シェフは2月に閉店したカレーとスパイス料理の人気店「レカマヤジフ」の高木祐輔さん。

「nope」 写真:大木淳夫

カウンター8席とテーブルが1卓というコンパクトな造りの店内で、ワンオペで意欲的なメニューを提供します。各種アチャールやメインの名物になりそうな「宝塔肉」、皮より肉を楽しむタイプの「ラムと中国セロリの焼き餃子」、そして締めもカレーはもちろん、実山椒と香港麺のつゆそば、黒ゴマを練りこんだ冷麺など充実。隣のビルにはアチャールで有名なインド料理店「ハバチャル」もあって、人気スポットになりそうです。

7月6日には神泉にスパイス料理とナチュラルワインの「haku」もオープン。こちらの連載でも紹介しましたが5月にオープンした「ダイカンヤマパンダ」、1月オープンの神楽坂「mushin」など、ナチュラルワインとスパイス・中華の組み合わせは大ブームですね。

「haku」 写真:お店から

ボリビアのB級グルメからおさるのジョージまで。覚えておきたいテイクアウト!

ボリビアのファストフードが日本に

最後はテイクアウト部門を。
7月2日、清澄白河に南米のボリビア料理店「Saltetok(サルテトック)」がオープンしました。おそらく東京で唯一でしょう。

「Saltetok」ポークサルテ
「Saltetok」ポークサルテ   写真:お店から

「サルテーニャ」という、ボリビアの名物ファストフードが売りです。これはビーフ、ポーク、チキンなどのこま切れ肉と野菜、スパイス、ゼラチンを小麦粉、鶏卵、砂糖、ラードを混ぜた生地で包んで焼いた、うまい総菜パンのようなもの。他にもトマト煮込みライスなどもあり、2階でイートインもできます。

姫路の人気行列店

「アイスは別腹」 写真:大木淳夫

7月8日には渋谷にアイスパフェ専門店「アイスは別腹」がオープンです。姫路で双子の男子大学生が起業し、人気行列店となった同店が、渋谷TRビル1階の「恋愛酒場メイ子」とコラボして、その地下に進出。こちらは13時オープン。テイクアウトが基本ですが、店内でも食べられます。全28種類。アルコール入りなどもあり、お酒の後の夜パフェとして人気が出るかもしれません。

親子連れや女性で大盛況のキャラクターレストラン

「Curious George Kitchen」 写真:大木淳夫

同じく渋谷の「MIYASHITA PARK」2階には7月5日「Curious George Kitchen(おさるのジョージ キッチン)」がオープン。店内は親子連れや女性同士で大盛況で、とても入れませんでした。サイトからの予約をお勧めします。オリジナルグッズも充実していたので「メニューブックチョコラングドシャ」を購入。これで1,000円ですから、お子さんのいる家庭への手土産なんかにいいかもしれません。

メリーチョコレートのギフトブランド

「ルルメリー青山通り店」 写真:大木淳夫

こちらもスイーツです。宮益坂を上がって、246通り沿いには6月21日「ルルメリー青山通り店」がオープンしました。少女の横顔のマークで有名なメリーチョコレートのギフトブランドです。ボンボンショコラやショコラテリーヌなどもありますが、写真はナッツの食感がいいアクセントのショコラサブレと、ほのかな塩味がいい季節限定のレモンサブレ。少しレトロなパッケージで、ギフトとして喜ばれそうです。

※価格は税込。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。

文:大木淳夫、食べログマガジン編集部