〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
京橋 たけ本(東京・京橋)
2023年7月、京橋駅から徒歩約3分、宝町駅から徒歩約1分の場所に、代官山の「日本料理 TAKEMOTO」が新しい屋号「京橋 たけ本」として移転オープンしました。同ビル内「喜多方ラーメン 坂内 京橋店」横の通路を進むと見えてくる、上品な佇まいが目印です。
店主の武本賢太郎氏は「金田中 新ばし」で副料理長、墨田区向島の料亭「水野」で料理長を務めたのち、2007年に代官山に「日本料理 TAKEMOTO」をオープンします。そして14年間の営業を行った後、新しいエリア、新しい屋号で新たな挑戦をしようと、今回新天地である京橋へと移転。
武本氏によると「複数の駅からアクセスがよく、お客様にご利用いただきやすい場所であること。また、銀座が目と鼻の先でありながら静かなエリアであることが、京橋を選んだ決め手でした」とのこと。
料理は季節の食材を使ったおまかせコースのみで、11,000円(7皿)、15,180円(8皿)、18,480円(9皿)の3種類。内容は先付〜お造り〜鯖の棒寿司〜焼物〜メイン(煮物・蒸し物・小鍋など)〜食事〜デザートで構成され、上のコースになるとお椀や小鉢といった品数が増えます。いずれの料理も、その時期の旬のものが持つ香りや味わいが丁寧に引き出され、見た目も美しく仕上げられています。
その他、予算に応じて要望に沿ったコースを組み立てることも可能とのことで、さまざまな場面で使い勝手が良さそうです。
お店のスペシャリテは「鯖寿司」。鮮度のよい鯖を生感を残す程度に締め、脂ののった皮をあぶることにより香ばしい風味が加えられています。
こちらは仕入れ状況によって提供できない場合もあるそうですが、基本はすべてのコースに入っているとのことで、店主のその心意気がうれしいですね。
飲み物は日本酒が中心。店主がセレクトした日本酒が常時8〜10種類揃うほか、焼酎、ワイン、ウィスキーなども用意されています。
店内は、清潔感を保ちつつも温かみのある落ち着いた雰囲気。座席数はカウンター6席と、テーブル12席(4人掛け×3卓)の計18席で、テーブル席はつなげることによって最大で12名までの利用が可能。また2卓は個室となっており、最大で8名での個室利用が可能とのこと。カウンター席の向こうはオープンキッチンになっており、店主が一皿一皿を丁寧に仕上げる様子を見ることができるのも魅力的です。
アクセスが良く使い勝手も抜群で、ベテラン店主による確かな日本料理を味わえる。大切な人との食事にも、グループでの会食にもぜひ押さえておきたい、素敵な新店です。
食べログレビュアーのコメント
『代官山から店舗面積はずっと広くなり、ゆったりとした空間になりました。
テーブルは3つで、各テーブルが独立しており、半個室の雰囲気です。
以前同様に日本酒が充実しおり、うれしい限りです。
料理はもちろん、代官山同様に見た目も美しく、大変上品な日本料理です。
京橋で、また新たな世界を作っていって欲しいものです。
ごちそうさまでした』(カメラマンさん)
※価格はすべて税込・サービス料別