【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレーとスパイス#124】「ラジャラタ 新所沢店」
埼玉・所沢のスリランカ料理店「ラジャラタ」。航空公園駅から歩くと20分少々かかるような位置にあり、車がないと行きにくいということもあってマニアでもなかなかたどり着きにくいお店ですが、本格的なスリランカ料理を楽しめる隠れた名店だと思っています。
そんなラジャラタが隣駅の新所沢駅のすぐ近くに2号店をオープンさせたと聞いて行ってきました。お話を聞いてみると「本店では、スリランカカレープレートがメインのランチに加えて、夜はスリランカ料理をつまみにお酒も楽しんでほしいのですが、車じゃないと行きにくいこともあってなかなかお酒の提供が難しく、駅近のお店を出すことによってお酒と一緒に楽しんでいただくなど、よりスリランカ料理を身近に感じてもらえたらと考えて新しくお店を出しました」とのことでした。
夜も気になりますが今回行ったのはお昼なのでお昼のメニューをご紹介します。小さなお店ですが明るくて開放感があり、入りやすい雰囲気です。
いただいたのはランチのBセット+セイロンミルクティー(1,600円)。Aがチキンカレー、Bがポークカレーのワンプレートとなっており、パリップ(豆カレー)、日替わりの野菜カレーが2種、ポルサンボル(スリランカのココナッツふりかけ)、カトレット(スリランカのフィッシュコロッケ)が彩り良くご飯の周りを囲み、ご飯の上にはバナナの蕾のふりかけがあしらわれ、別皿でサラダ、パパダン(豆せんべい)、メインの肉カレーがつく豪華なランチです。
この日の野菜カレーが、鮮やかなビーツと四葉きゅうりのカレーという面白い組み合わせ。カレーと言ってもそれぞれ優しい味わいで、メインの肉カレーと合わせて混ぜながら食べることによっておいしさが増していく名脇役です。
ポークカレーは程よいスモーキー感とスパイシー感で豚のうま味と甘味を感じられ、サラッとした口当たりなので他のカレーやおかずともよく馴染みます。バナナの蕾のふりかけが甘辛くて良いアクセントとなっており、このお店の個性が感じられるのが良いですね。
食後に紅茶の産地としても有名なスリランカのセイロンミルクティーを。せっかくですから「ワタラッパン」400円も合わせましょう。ワタラッパンとはスリランカのココナッツプリン的な料理なのですが、サトウキビやヤシ由来のナチュラルな甘さと香りが心地よく口内に広がり、幸せな気持ちになれます。
穏やかに香る紅茶との相性も抜群。やはりおいしいカレーの後に食べるおいしいスイーツは最高です。インドやスリランカのミルクティーはホットの方が良い香りとなるので、暑い日でもホットがおすすめ。その分、店内は涼しい温度になっています。
お店を切り盛りするのはスリランカ人女性でしたが、日本語が堪能なので慣れていない方が一人で行っても安心。所沢エリアでスリランカ料理入門編としてはもってこいのお店です。スリランカは暑い島国。今年の夏は暑い日が続きますが、だからこそスリランカ料理が特においしく感じられるとも言えます。
本店、そして新所沢の2号店、さらにはイベントやキッチンカー出店も勢力的に展開しているお店。昼はカレー、夜はコットゥやエッグホッパーと共にスリランカのビールを楽しむも良し。いずれにしてもスリランカ料理ファン、そして所沢のスパイス料理ファンは要チェックですよ!
※価格はすべて税込