お得感満載のランチもテイクアウトも見逃せない!

「鴨のステークアッシェ」(1,200円)

ランチで一番人気の「鴨のステークアッシェ」。「アッシェ」はフランス語で“挽いた”という意味で、細かくした肉をステーキにする、つまり日本のハンバーグのようなものですが、つなぎにするパンや卵は入っていません。

ブイヨンライスか自家製フォカッチャのどちらかを選びます

切ってみると鴨肉がぎっしり、肉汁たっぷり!ですが不飽和脂肪酸の豊富な鴨ならではの軽い仕上がりでペロリと食べられます。ブラックペッパーの利いたコクのあるソースも付け合わせの野菜も美味!

本日のランチのスープとサラダ

ランチのスープとサラダはなんとお代わり自由! だからと言って手を抜くことは一切ありません。自家製のシーザードレッシングは酸味とチーズとのバランスが素晴らしく、野菜はシャキシャキで瑞々しい。具だくさんのスープは滋味深い味わいです。

「豚モモ肉のロースト弁当」(800円)

テイクアウトも週替わりで2種類用意しています。こちらはメインに「ローストポーク セロリのジェノベーゼソース」、お惣菜が4種類、ブイヨンライスとピクルスという内容に大満足! 低温でじっくり火を入れた肉はとろんとやわらかく、脂もスッキリ。ラタトゥイユと絡めて味変するのもおすすめの食べ方。

若手シェフに活躍の場を

シェフとの会話が楽しめるのはカウンターの醍醐味

今回、こちらの店を任されたのは大塚さんのもとで4年修業した山廣晃太さん。どんな食材でも一工夫してフランス料理に昇華させる“ルディックの味”をしっかり伝えたいと話します。高級食材に頼ることなくハイレベルのフランス料理をこの価格で提供できるのは大塚さんのセンスとテクニックがあればこそ。その味を山廣さんが完璧に再現しています。

ロゴにも遊び心が感じられます

見た目に驚きはありませんが、口にすると伝統的フレンチの中からハッとするアイデアがちょっぴり顔を出す「ルディック」の料理。本格的なのに食べ疲れないのは野菜をたっぷり使うことと手間暇を惜しまないから。店名の「遊び心」という意味のごとく、ここにはおいしさと遊び心が詰まっているのです。

※価格は全て税込。

文:高橋綾子、食べログマガジン編集部
撮影:溝口智彦