〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

フレンチ Le Pétale(東京・西馬込)

外観 写真:お店から

2023年5月、西馬込駅から徒歩15分のところにオープンした「フレンチ Le Pétale(ル・ペタル)」は、野菜をふんだんに使ったコース料理をいただけるフレンチレストランです。
フランス語で“花びら”を意味する店名は、実や茎、根はもちろんのこと、種やその種から芽が出てすぐの状態、皮の部分や「花びら」まで食べられる野菜をすべて味わい尽くしてもらいたいという思いが込められています。

シェフの長谷知樹氏 写真:お店から

シェフの長谷知樹氏は駒場東大前の「TSU・SHI・MI」(※現在は移転し山梨の「TSUSHIMI」)やその姉妹店である「ミラヴィル インパクト」(※現在は閉店)で働いた後フランスで修業し、帰国後は「ビストロ雪が谷」でのシェフ、パレスホテル東京内の一つ星フレンチレストラン「エステール」での部門シェフを経て、自身のお店をオープンさせました。

新玉葱 ブリ 写真:お店から

料理に使用する野菜は国産にこだわり、旬の野菜を直接農家から仕入れています。定番から珍しいものまでさまざまな野菜にフォーカスを当て、最適な調理法と表現方法で仕立てる一皿は、まるで芸術作品のよう。彩りのよい野菜をたくさん取り入れたメニューは、視覚でも楽しませてくれます。

季節の野菜 合鴨 写真:お店から


肉や魚介類は、あくまで「野菜」の味の引き立て役に。野菜のポテンシャルを最大限に引き出した、新たなおいしさに出会えそうです。

ランチは3,700円と5,500円、ディナーは6,600円と9,500円のコースをそれぞれ用意。どれも塩分を控えめに素材の味をいかした、カラダに優しいメニューとなっています。

前菜の盛り合わせ 写真:お店から

近々、平日限定でテイクアウト用メニューも受付が始まるそうで、写真は「前菜の盛り合わせ」5,000円(※受取日3日前までに要予約)。ホームパーティに用意したら、歓声が上がりそうですね。

idea522
内観   出典:idea522さん

座席数はテーブル14席とカウンター2席。シェフと奥様が二人で営むフレンチレストランは、肩肘張らずに訪れることのできる心地よさが漂います。カラダに優しい料理同様、優しげな店内の雰囲気も、お二人の人柄によるものでしょうか。おいしいものを食べたい時や記念日のお祝いに、大切な人とゆったりとした時間を過ごしに訪れたいですね。

 食べログレビュアーのコメント

スティックブロッコリー ヒラメ 写真:お店から

『【日本の土地で育った「野菜」が主役のフランス料理】とレストランのSNSなどで
紹介されていますが、まさにその通り。メニュー名も全て野菜が先に紹介されていました。

こんな住宅街に、、、ご夫婦で、そして野菜。想像がつくと思いますが、野菜をふんだんに使った
優しい味わいの食べ疲れない料理が登場します。シェフはもう見るからに優しいんだ!
そして味付けが優しいです。優しい性格がそのまま料理に出ています。

キャビアなどの豪華食材に頼らず、野菜で料理を表現。たっぷりの野菜が食べたくなったら行きたいフレンチです』(sakura007さん)

葉付き人参 アロマレッド 神威豚 写真:お店から

『料理はコース料理のみで、アラカルトはありません。
ディナーコース6,600円(税込)を頼みました。

前菜が来ました!蕪とワラサです。
カブのムースにカブのスライスとカブの四つ切はポシェでしょうか
そして緑色はスティックブロッコリー、ピンク色は小型のブリのワラサ。
美味しい!
カブはほとんど薄味のポシェ(煮物)がちょうどいいし、
ワラサは漬けぐあいがこれまた絶妙なのです。
パンは岩手県産南部小麦を使ってるとのことで
もちもち美味しい!

ところで、料理の間があいたので店内を拝見しました。
なにやらジュエリーが飾ってあります。
聞くと、シェフの奥様がジュエリーデザイナーだそうです。
そのジュエリーケースの中のミニチュアのテーブル
なかなかお洒落です。

魚料理が来ました!
アスパラ菜、インカのめざめ、鯛
これも美味しい!
インカのめざめはポテトチップスになってます。
どれも手が込んでて、美味しい!
タイは言うまでもなく見事にソテーされてます。

そろそろ肉料理で、ナイフが出てきたのですが
さすが、シャトーラギオールです。
さあいよいよ肉料理。ル ペタルの本領発揮!

肉は神威豚。
日高四元(4種類の系統を交配した)神威(かむい)豚
つまり日高地方のブランド豚です。
神威豚の左がタラの芽、その上がコゴミ。
神威豚の下がウルイ
ニンジンのムースにニンジンのパテ
シイタケ、ニンジンにコシアブラ(たぶん)
とにかく、シェフはHPにも書いてるけど
野菜にこだわってて、本当に美味しいのです。
ゆっくり野菜を味わい、そして!
神威豚も美味しい!
メインの肉料理が豚か?!と思ってましたが、なんのなんの!
牛だけがメイン肉料理ではないと思い知りました。

デザートは美生柑(みしょうかん)、カモミール、ヨーグルト
これも美味しい!デザートもル ペタルの味です。
お茶は僕はほうじ茶を頂きました。
間違いない!
お菓子はバラのシュークリームと春菊のクッキー
バラは口に入れた瞬間に色気を感じます。

どれも料理のコンセプトがはっきりして
それでいて美味しい、素晴らしい料理でした』(idea522さん)

※価格はすべて税込

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:斎藤亜希