カウンターで店主と話したり、常連さんと仲良くなったり。「立ち飲み」は旅人にとって地元を知る交流の場でもあります。京都にも最近立ち飲み酒場が増えていますが、和食出身店主や日本酒のプロが営むなど、料理もお酒もハイレベルな店ばかり。旅の夜、京都の真髄に触れる酒場でサクッと一杯やりませんか?
教えてくれる人

猫田しげる
グルメ誌、旅行本、レシピ本などの編集・ライター業に従事。現在はウェブライターとして関西を中心に活動。おいしい店はもちろん、それ以上に「クセの強い店」を愛してしまう。表向きは普通に会社勤めしているサラリーマン。あまり更新できていないブログ「クセの強い店が好きだ!」もよろしくお願いします。
1. 日本酒好きもそうでない人も!|ぽんしゅや 三徳六味 四条烏丸店
大阪で圧倒的な人気を誇る「三徳六味」が四条烏丸に進出。京都から全国まで入手困難な日本酒を常時30種、そしてアテのクオリティも立ち飲みとは思えないほど。通年楽しめるおでんから、季節の鮮魚、肉や野菜料理までメニューも豊富です。立ち飲みにしては少し値が張りますが(とは言っても居酒屋ぐらい)、それを上回る満足感は約束できます!




日本酒がメインですが若者も多く、古民家を改装した店内は落ち着いた雰囲気。料理のポーションも1人でつまめる量なので、ソロ飲みにピッタリです。
2. 有名和食店の味を手頃に楽しめる|立呑 雪灯
あの「吉兆」で修業した料理人が腕を振るう、本格和食が立ち飲み価格で味わえる希少な店。場所も繁華街から少し離れた路地奥で、隠れ家感満点です。お造りや天ぷらなどスタンダードな和食はもちろん、リゾットやハンバーグまで! 「十四代」のレア酒を入れているのもファンにはたまりませんね。ちなみにここで提供していた鴨出汁ラーメンが好評すぎて同じ路地の奥に「麺 雪灯」もオープンしてしまいました。



とにかく料理のレベルが高く、おもてなしも抜群な店。観光客よりも地元民が多い場所なので、常連さんにグルメ情報などを聞けるのも魅力です。