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自慢の肉料理から〆まで。山本さんがオーダーしたいおすすめの逸品をご紹介
お肉は熊本県産が中心。肉の旨みが存分に感じられる料理
炭火焼きに使う和牛は、その時々で料理長の荒原さんがいいと思ったものを選ぶ。基本は赤身で、この日は通称「あか牛」と呼ばれる珍しい熊本県産の褐毛(あかげ)和種の肩肉だった。赤身の旨みが濃い肩肉を炭火でじっくりレアに焼き上げ、シンプルに塩でいただく。添えられているのは、ヒマラヤの岩塩、粗く砕いたカンボジアのコショウ、わさびだ。焼き上げる時には藻塩を使っているので、豊かなミネラルの旨みがのってそのままでも十分においしい。
山本さん
焼肉とはまた違う肉の旨みが味わえるので、おすすめです。個人的に赤身はレアめの焼き加減が好きです!
季節の食材もたっぷり、しっかりおいしいアラカルトが豊富にそろう
初夏から始まる「とうもろこしのかき揚げ」は秋まで続くこのシーズンの代表選手。丁寧に粒をはずしたとうもろこしを薄い衣で繊細なかき揚げにしている。これから夏に向けてとうもろこしは甘さとジューシーさを増し、ますますおいしくなるため、登場するのを待ちわびる常連も多いという人気メニューだ。
山本さんが肉料理の〆に食べたくなる、おすすめのメニューとは?
〆のメニューも豊富だが、中でも評判なのがとろとろに煮込んだ牛タンがたまらない「特製牛タンカレー」だ。まず牛タンを柔らかく煮るところから始め、寝かしたり、煮込んだりを繰り返して全工程に2日ほどかけているという。牛タンたっぷり、スパイスが香るカレーにはれんこんチップスをトッピングして香りと食感をプラスし、つやつやのあきたこまちが添えられる。
山本さん
肉を食べた後にはカレーを食べたくなるのですが、ちゃんとそれに応えてくれるしっかりと味のあるカレーです。
隠れ家のような肉割烹「堀内」は、旬の食材と炭火で焼き上げる和牛、そしてセレクトが光るワインや日本酒が充実している。その料理のクオリティは高級割烹にも引けを取らないが、居酒屋使いもウェルカムという懐の広さが魅力。行きつけに加えたい使い勝手のいい和食店だ。