薪焼き系

8. 薪鳥新神戸

東京・麻布十番にある「薪鳥新神戸」。炭ではなく薪で焼く焼鳥の味が多くの人を魅了し、2021年夏のオープン当初から予約困難店となっています。

写真:上田佳代子

生木に残っている水分を生かしながら焼くため、炭火にはない独特な香りと、一口食べた時のジューシーさが薪の最大の魅力と語る店主。納得のいく味にたどり着くまでには、さまざまな熱源を使用し、20種類以上の鳥を焼いて食べたといいます。

メインで使用しているのは高原比内地鶏。シグネチャーメニューの一つである高原比内地鶏のモモ肉は、出された瞬間に香りの違いを感じられます。「薪鳥新神戸」を語るにふさわしい一皿です。

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人気急上昇店

9. 鳥さみ

焼き鳥といえば大衆の味。肩肘を張らず、気の向くままに楽しめるものですが、東京は高級化が著しいです。ここ「鳥さみ」は、両方のバランスに優れた、焼鳥好きが真に求める理想郷かもしれません。

写真:佐藤潮

銘柄鶏を使い分け、味や食感にアクセントを付けていきます。その中で重要なポジションを担うのが、コース序盤に登場する「むね」です。紀州備長炭を並べた焼き台でじっくりと火を入れたむね肉は、たっぷりの肉汁を抱え込んでぷっくりと膨れています。味付けは、焼く直前に細かい海塩を振り、さらに焼き上がる直前に粗塩を振っています。それだけかと思いきや、アクセントに醤油を薄く一塗り。パリッと焼き上がった皮目にさらなる香ばしさをもたらしてくれます。

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10. 焼き鳥 幸羽(こはね)

2022年12月、JR浜松駅から徒歩10分、新浜松駅から徒歩4分のところにオープンした「焼き鳥 幸羽(こはね)」。

炭は品質の確かな土佐備長炭を使用。特注の焼き台に土佐備長炭を使うことで、温度変化の管理や火を長持ちさせることができます。
部位により芯温を想像しながら焼き上げ、皮目を活かす串は仕上げに鶏油を塗り“揚げる”感覚で焼いているそうです。鶏は伊豆市の天城軍鶏、森町の烏骨鶏、浜松市の浜北コーチン。野菜は春野町の契約農家から取り寄せる無農薬野菜。塩は西伊豆のものを使用しています。

出典:nekozawa.kさん

料理は18時から一斉スタートの「おまかせコース」10,000円一択。料理6品、焼き物10品前後、食事、デザートが付いています。

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※価格は税込。

文:食べログマガジン編集部