〈NewOpenNews〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
EUREKA!(ユリーカ)(東京・西麻布)
2022年11月1日、東京メトロ「広尾」駅から徒歩約10分の場所に日本酒バー「EUREKA!(ユリーカ)」がオープンしました。オーナーの千葉 麻里絵さんは、今までのイメージを覆すような新しい日本酒の楽しみ方を提案し、人気店となった恵比寿の日本酒バー「GEM by moto」の元店主。独立してオープンしたのが「EUREKA!」です。「GEM」時代からの千葉さんのファンが早くも続々と訪れ、予約で満席となる日も少なくありません。
岩手県出身の千葉さんは、保険業界から飲食業界に転身という異色のキャリアの持ち主。新宿の立ち飲みバーなどで多くの日本酒に触れるうち、その魅力に惹かれ、日本全国の酒蔵や酒販店を訪ねるなどして、日本酒について学びます。酒類総合研究所の研修に参加するなどして日本酒の専門知識を取得。その後、大学時代に学んだ化学の知識を生かし、その知見から一人ひとりに合わせた日本酒を提供するなど「GEM」では新たな日本酒の楽しみを提案。以来、国内外の日本酒ファンを魅了し続けています。
そんな千葉さんの新たな一歩となる「EUREKA!」。西麻布交差点近くのマンションの2階にある店は、カウンター12席、定員4名の個室が1部屋、立ち飲み8席という構成です。個室で親しい仲間とゆったりと料理と日本酒を楽しんだり、ふらりと立ち寄って料理とお酒を立ち飲みでサクッと楽しんだり。訪れた人が好きなスタイルで、日本酒と料理のペアリングを楽しめるのが同店の魅力です。
内装にはポップなネオンサインやペルシャカーペット、ベトナムタイルと千葉さんの好きなものが詰まっています。バーと言うよりカフェのようなくつろぎがあり、女性一人でも入りやすい雰囲気です。
“おいしいものを食べたい人たちが集まる街”西麻布で店をオープンしたかったという千葉さん。“口内調味”や“ペアリング”という千葉さんならではのキーワードで、新しい日本酒体験を楽しんでもらうことが店のコンセプトです。料理は和食とフレンチをベースにした創作料理。いずれも日本酒に合わせることをイメージしています。
おすすめのメニューは「うふマヨ🖤」(500円)。かわいらしいネーミングの料理は、テーブルに出てくるとビックリ! 卵が黒いソースで覆われています。これはイカ墨のソースなのだとか。ゆで卵にマヨネーズをかけたウフマヨの定番イメージを覆すようなビジュアルに遊び心を感じます。
その他に「山椒和え麺」や「サワラの白味噌ブールブラン」など日本酒と合わせれば、さらに奥深い味わいが楽しめるものばかりです。
日本酒は、千葉さんが企画したオリジナルのものも含め常時300種類以上がラインアップ。飲む人に合わせた一杯を選んでくれます。
これから日本酒を楽しんでみたいというビギナーの方も、もっと日本酒を究めたいという日本酒マニアも「EUREKA!」を訪れれば、新しい日本酒の楽しみ方の扉がきっと開かれることでしょう。