〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
トーキョーカオマンガイ食堂(東京・浅草)
2022年10月に浅草駅から徒歩10分ほどの場所にオープンした「トーキョーカオマンガイ食堂」は、神田で人気を呼んでいた「東京カオマンガイ」の1号店「東京カオマンガイ神田店」で14年にわたり店主を務めていた杉田藤孝氏が、新たに開業したお店です。
店内にあるシンハーのパラソルや、赤と白のチェックのテーブルクロスが現地っぽい雰囲気を出しています。タイの屋台にあるような、ブルーとピンクの椅子もバランスよく配置されていてかわいらしいです。杉田氏一人で営業しているため、カウンターで注文して、料理ができたら自分で運ぶセルフサービススタイルになっています。
名物メニューは、店名にもなっている「カオマンガイ」850円で、実際にタイのカオマンガイ屋台で修業をした杉田氏が作るカオマンガイは本格派。鶏肉の柔らかさを追求し、本場と同じく丸鶏のまま調理することで、鶏肉の旨みを残しながら、ふっくらとした仕上がりになっています。国産丸鶏のスープで炊くのは新潟産のインディカ米。粒が小さめでパラッとして軟らかく、ジューシーな鶏肉と一緒に口に入れた時のバランスが最高です。
カオマンガイのタレは通常1種類ですが、タイの黒醤油「シーユーワン」をベースにした青唐辛子が刺激的な黒ダレ、タイの豆味噌「タオチオ」ベースのにんにくが利いた赤ダレ、タイのライム「マナーウ」を使用したさっぱり爽やかなライムダレと、3種類を用意。好みに合わせて選ぶことができます。店内で食べる場合は、塩味の滋味深いチキンスープがつきます。
その他にも「超粗挽き鶏肉のガパオごはん」「特製ココナッツチキンカレー」「フライドチキンライス」各850円や、メインを選べる「スープ炊きごはん+2種盛り」1,350円、サイドメニューに揚げた小エビがポイントの「小さなトムヤムクン」250円や「パクチーと干しエビとナッツのサラダ」350円もあります。
17時からの夜のメニューには、自家製スイートチリソースで味わう「タイ風えびカツ」600円や、トムヤム風味やスイートチリマヨなどからフレーバーが選べる「揚げギョーザ」450円など、お酒に合いそうなメニューが並びます。これから寒くなる季節に向け、センレックやココナッツなどを使った温かい汁もののメニューも考案中だそうなので、そちらも楽しみですね。
オープン間もないですが、近所の人がテイクアウトをしたり、神田店時代の客が訪れていたり、既に人気になっています。浅草は杉田氏が以前から縁のあった場所だそうで、地元の人たちにも長く愛されるお店になりそうですね。
食べログレビュアーのコメント
『メニューにはカオマンガイの他にガパオやトムヤムクンといった人気タイ飯も並びますが、まずは主役のカオマンガイ(皮なし/大盛り)
カオマンガイには珍しくソースが赤、黒、黄の3種類から選べるのですが、ここは迷わず定番の赤一択。
タイ屋台を思わせる銀の薄〜いお皿に盛られた香しい鶏出汁メシとしっとり柔らかく茹で上がった鶏ムネ肉に生姜の効いた赤ダレをブチ回して、
ユリゲラーじゃなくても楽々ひん曲げられそうな軽〜い銀のスプーンとフォークでササっと混ぜ合わせて口の中へと放り込んでみれば、やっぱりそこらのタイ料理屋さんで食べるそれとは一線を画した絶品カオマンガイなのです
もちろんシンハービールも置いてあるので、これから頻繁に通ってしまおう。』(Moriyanさん)
『やはり店名にあるカオマンガイをお願いしました。
大きなチキンにたれがしみ込んだご飯がよく合います。思いのほかといっては失礼ですがおいしい。次はトムヤンクンにもチャレンジしたいです。』(kazuh82さん)
※価格はすべて税込