3. 大阪の人気店が京都に！主役は貝出汁スープ｜Japanese Noodle 一寸法師

私の大好きなチャーシューでろ～んの「麺スタイル林」など、大阪で3店舗展開する「ザビエルハヤシ」系列が京都初進出。こちらは貝出汁ラーメンが主役です。まず食べて欲しいのは王道メニューの「一寸誕生」。魚介出汁のスープには貝の旨みが凝縮し、やや甘めの醤油が優しい味にまとめています。塩が貝の香りを引き立てる「海渡る潮」は端麗な味わいが魅力。すべてのラーメンにレアチャーシュー2枚が付いているのがうれしいですね。また「純白縁結び」なるメニューもあり、こちらは京都産の西京白味噌と米麹で作ったコク旨スープに、赤鬼をイメージしたという蟹脚をトッピング。ここぞという時に食べたい、おめでたい一杯です。

「純白縁結び」のチャーシュー鬼増し1,600円。チャーシューに覆われた丼もインパクト大！写真：お店から

一寸法師の物語をモチーフにしたメニュー構成がなんともユニーク。打出の小槌を振って当たるとラーメン無料券やアイスがもらえるおみくじもあります！お肉好きな方は、丼をチャーシューが覆う「チャーシュー鬼増し」1,200円をオススメします。

4. あの「キラメキ」がオリジナルの家系を！｜イエケイノセカイ

人気店「キラメキノトリ」の新ブランドということで、かなり話題になっているお店です。しかも新展開はなんと家系！関西で家系ラーメンはなぜか定着しないのですが、このラーメンは家系と言うよりも「キラメキ」の家バージョンと言った方が正しいかもしれません。

スープは豚骨・鶏ガラを超高圧炊きし、鶏油、醤油ダレと合わせたオリジナル。想像する家系とは少し違いますが、「キラメキ」の期待を裏切らない安定のコッテリ＆おいしさ。もちろん麺は北海道小麦による自家製で、香り高く喉越しも抜群。また、「キラメキ」と言えばの「まぜそば」家系バージョンも用意。麺のおいしさをより味わいたいなら、まぜそばを推奨します！

オーナーの久保田さんによると「まだまだスープは進化させます！」とのこと。さらに試行錯誤を重ねて「横浜家系」に対して「京都家系」と呼ばれるような新ジャンルを確立しそうな予感です。

5. 名店の技が冴える鴨出汁ラーメン｜麺 BONBORI

京都の老舗和食「吉兆」の元料理人が開いた立ち飲み屋「雪灯（ぼんぼり）」は、スタンディングとは思えない料理のクオリティで大人気。なんと、同じ施設（西洞院食彩ろぉじ六角の道）の奥に、新しくラーメン店をオープンしたんです。それも、高級な「近江鴨」を贅沢に使った鴨出汁ラーメン専門。

スープは近江鴨の鶏ガラをベースに、鰹と昆布の出汁を合わせ、無化調で自然な味に仕上げています。上には鴨ロースのチャーシューと鴨つくねがトッピングされ、まさに鴨づくしの一杯。麺は「棣鄂」製です。塩と醤油がありますが、私のオススメは醤油。鴨出汁と鴨油のコク深い味わいに程よい酸味の醤油が合わさり、鴨の旨みが一層引き立ちます。つくねはショウガが利いてジューシーで、焼きネギや三つ葉も加わり、まるで鴨鍋をいただいているようなリッチな一杯。通常300円の鴨そぼろご飯がランチタイムは無料サービスなので、お見逃しなく。