〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
きたん 韻(大阪・難波)
2022年4月になんば駅から徒歩5分ほどの場所にオープンした「きたん 韻」は、熟成松阪牛や熟成宮崎牛を提供する劇場型のカウンター焼肉店です。
食べログ 焼肉 WEST 百名店にも選ばれたことのある四ツ橋の人気個室焼肉店「焼肉 きたん」を経営する㐂舌グループが新店舗を法善寺横丁に出店。2階が「焼肉 きたん 法善寺」で、その1階がオーナーの竹下 弘行氏自らが腕を振るう「きたん 韻」です。
竹下氏の実家がある都城市は、畜産業が盛んなエリアだったため、身近な人たちが畜産に従事し、豚・牛と関わっていたそうです。竹下氏は自分が畜産業界に携わる時には料理を生かしたいと考え、料理人の道を選びました。大阪にあるホテルのフレンチレストランで6年間修業を積み、肉の世界へ足を踏み入れ、北新地で10年間オーナーを務めました。その後、おいしい肉を提供するだけでなく、ホスピタリティの高いサービスに力を入れた「焼肉 きたん」を経営。現在、新たな挑戦の場「きたん 韻」にて創作肉料理とオリジナル焼肉を提供しています。
メニューは「韻おまかせコース」(16,500円)のみ。旬の素材と最高の熟成松阪牛、熟成宮崎牛を使ったコースをライブ感のあるカウンターで楽しめます。「お肉を舌にのせた時に感じる食感の『韻』と追って薫るお肉の香りの余韻をゆったりと感じていただきたい」という竹下氏のコンセプト通り、肉を知り尽くした竹下氏の生み出すコースはうっとりと余韻に浸りたくなるような素晴らしい味わい。料理のおいしさはもちろん、手際よく調理する姿や会話も楽しく、こだわりの器の美しさにも驚かされます。グループ名で店名でもある㐂舌(きたん)とは、舌が喜(㐂)ぶ熟成焼肉という意味だそうですが、「きたん 韻」では舌だけでなく五感が喜ぶ食体験ができると評判になっています。
120年前から続く伝統ある日本料理店跡地をリノベーションした店内は、しつらえ全てが洗練され、高級感のある落ち着いた空間が広がっています。次々と繰り広げられるパフォーマンスが楽しめるカウンター席は10席。既に予約が困難になっていますが、記憶に残る食体験ができそうな焼肉店、記念日やハレの日におすすめです。
食べログレビュアーのコメント
『圧巻の世界観
面白可笑しくお客さんを巻き込んでいきながら、笑顔で食べ進める料理の数々
竹下氏の研究と探求心による賜物
そこに更に、良い人柄とトーク力が加わり正にオンリーワン!
参加型という仕組みを作ったのも凄いと思います。』(komug710 さん)
『一品づつ丁寧に解説交えながら
見栄えのフォルムの美しさと逸品揃いの料理の旨さに感嘆し
パフォーマンスあり、笑いありの10種2時間30分。
珠玉のコースを堪能しました。
我々3人はお腹いっぱいの大満足、同席の女性もペロリと完食。
店主が話していた
「まだ食べたいと思われるより先に、
お腹いっぱい食べたと思わせたい」
その想いが詰まった珠玉のコース料理でした。』(tom0218さん)