〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
一平飯店(東京・麻布十番)
2022年3月に麻布十番駅から徒歩5分ほどの場所にオープンした「一平飯店」は、広東料理を究めた安達 一平氏による、ベテランの技が光る料理を楽しめるレストランです。
人気中華料理店「桃仙閣」のオーナーである林 亮治氏が、安達氏の腕を見込んでプロデュース。2人で試行錯誤し、メニューは小皿で提供するスタイルの「おまかせコース」(19,800円)のみになったそうです。香港で修業を積み、「赤坂璃宮」など都内の名店で腕をふるってきた安達氏の料理は、現地感溢れる香港料理から高級店の洗練された料理まで、幅が広く魅力に溢れています。長年の経験を生かし、食材や調味料を自ら香港で調達、化学調味料を使わない身体に染み渡るような味を目指しているそうです。
定番メニュー「香鶏の丸揚げ」はサクサクのにんにくチップがかかっていて、手掴みで食べるスタイル。二度揚げしパリッとした皮と、旨味溢れる柔らかくてジュシーな身がたまらないと評判です。にんにくの香りが食欲を誘います。
気仙沼の毛鹿鮫のふかひれを、金華ハムのみを使用した上湯で蒸した「ふかひれの蒸しスープ」は、生臭さを感じないよう丁寧に仕事が施されて、優しく滋味深い味わいです。
店内は落ち着きのあるカウンター7席と、4名までの個室が3室あり、17時からは個室、19時30分からはカウンターで、食事は一斉スタートになります。21時以降は「夜香港」として看板を変え、大皿料理をシェアして楽しむスタイルで営業しているそうです。
コース料理と大皿料理、どちらの顔も魅力的な「一平飯店」。既に予約困難になりつつある、人気の新店です。
食べログレビュアーのコメント
『繊細な味付けで出汁の旨味とかも割と感じる和っぽい中華。
価格も立地など考えるとそんなに高くはないので、フカヒレ以外は目立った高級食材がそのまま提供されるということはなく、あの手この手でいろんな食材の組み合わせが楽しい内容って感じ。』(お肉モンスターさん)
『品数多いけどどれも安定して美味しかったです。
味もまろやかで上品なのが多いので食後感も全然重くないからそんなにいっぱい食べられない人でも食べられちゃうと思う。
あと杏仁豆腐がちょっと塩気というかまさに豆腐感をわずかに感じる食べたことない味で美味しかった。
お口直しに昔の抗炎症研究テーマにも使っていたサンザシという果物が出てきてテンション上がりました。
こういうコース好きな人多そうなので人気出そう。』(お肉モンスターさん)
『全体的に相当な時間がかかっているのに
見た目はミニマル。
味付けは繊細。
和食好きな人も好きそうな出汁と旨みの中華。
私自身にとっては新鮮な食体験で
とても美味しく楽しいディナータイムになりました。』(senac253さん)