2022年4月15日、渋谷に現れ早くも話題の的になっているのが「タルタルNUMA」です。海老フライがパフェグラスに入ったタルタルソースに上からドボンとダイビングしている姿が印象的で興味津々! しかもまとっている白い衣は、食べログで東京とんかつランキングNO.1の「とんかつ成蔵」と同じではありませんか! いったいどういうことなのか、真相を確かめにオープン直後のお店に行ってきました。

「とんかつ成蔵」の店主・三谷成藏さんによる初プロデュース店

エレベーターを降りると正面から飛び込んでくるのは沼にハマった海老フライ。クリエイティブデザインを手掛けたのは秋山具義さん

渋谷駅からセンター街に入って5分ほど歩いたビルの2F。あの「とんかつ成蔵」の店主、三谷成藏さんがプロデュースしたと話題の「タルタルNUMA」があります。エレベーターを降りるとさっそく、沼にハマった海老フライがお出迎えしてくれます。

広々とした店内には2つの大きなカウンターがあります。計39席とかなりの大箱

店内は広くて明るくて清潔感があります。手前のアルファベットの「J」のような形のカウンターには海老、奥の「コ」の字の形をした大きなカウンターでは鯵、裏では肉専用の浅くて大きな揚げ鍋が設置され、それぞれの食材に合ったベストな温度で1品ずつ順番に揚げたてを提供しています。これなら繊細な食材の香りを損なうことなく揚げられますね。

見た目は普通のパン粉ですが揚げても白いままなのです!

タッグを組んだ南阿佐ケ谷にある「とんかつ成蔵」は食べログ4点超え、東京のとんかつランキングNO.1のお店です(※2022年4月現在)。その名を轟かせたのは揚げていないのではないかと思うほど白い衣の色。食べてみるとサクサクで香ばしく口溶けも良い、そしてとっても軽いのです。ゆえに肉のうまみがダイレクトに伝わってくる。店主、三谷成藏さんが開発した低温でゆっくりと揚げる白いとんかつは、とんかつ業界に新風を巻き起こしました。

三谷さんの技術を習得した職人が3つの鍋を守っています

その三谷さんが初めて本格的にプロデュースしたのが「タルタルNUMA」です。そもそも白い衣は、衣をいかにサクサクにするかを目指した三谷さんが低温で揚げることにたどり着いた結果として生まれたもの。今回はそのサクサクとした口溶けの良さはそのままに、とんかつ以外の食材に最適な衣を開発しました。それが「粉雪衣(※商標登録申請中)」です。