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3. 豊富な三点盛りがうれしい！「もりもり寿し イオンモール浦和美園店」
北陸御三家の一角「もりもり寿し」が埼玉に進出してから10年近くが経ち、地元での人気もすっかり定着した。もりもり寿しの代名詞とも言えるのが三点盛り。北陸三点盛り、日本海三点盛りなど五点盛りと合わせれば20種類近くも揃っている。
中でもおすすめが「北陸えび三点盛り」。ガスえび、白えび、ホッコク赤えびというまさに北陸ならではのえびが勢揃い。ねっとりとして濃厚な味わいのガスえびは足が早いことから「門外不出のえび」とも言われている。まさに北陸を実感できる一皿だ。
根強い人気を誇るのがボタンえび、ウニ、大トロの豪華ネタ3貫の「もりもり三点盛り」。北陸とは関係ないにもかかわらず、一、二を争う人気と聞く。確かに見た目のボリューム感とこのフォルムを見てしまうと思わず手が伸びてしまうのも頷ける。
北陸直送の真あじがあるときは実にラッキーだ。ご覧のような片身を使った豪快な握りで、鮮度もまずまず。あじがおいしい店というのは本当に安心ができる。
埼玉にいながら手軽に、北陸旅行気分を味わえる店である。
4. 寿司・イタリアン・中華を併設する「まいもんタウン」登場！「金沢まいもん寿司 吉川美南店」
昨年6月にオープンした「金沢まいもん寿司」。こちらの店舗はイオンタウン内にあるのだが、これまでの店舗とはちょっと違う仕掛けがある。
なんと同グループ初となる回転寿司、イタリアン、中華の3業態を運営する「まいもんタウン」を形成しているのだ。
イタリアンの「イル・ケェッチャーノ」は奥田政行シェフが、中華の「麻婆点心館」は菰田欣也シェフがそれぞれ監修しており、本格的な味が楽しめると評判だ。
他業種とのシナジーは寿司にも表れており、こちらの「はちめカルパッチョ」はイタリアン感覚を取り入れた限定商品。これまでにもオニオンスライスをのせドレッシングをかけたカルパッチョ寿司を提供する店は多くあったが、これはまったくの別物。寿司との相性を考えて作られたソースの味わいが「はちめ」（北陸ではメバル、カサゴなどの白身を「はちめ」と呼ぶ）と酢飯によく馴染んでいる。
富山白えび、桜えび、菜の花の3貫盛り。この時期は富山の白えびが旬を迎える。繊細な味わいを損なわないように丁寧に手作業で剥いた白えびを能登塩でいただく趣向。軍艦で食べるよりも白えび本来の味わいがダイレクトに伝わってくる。
地元・吉川産のねぎを使ったかき揚げは吉川美南店限定の一品。地元の食材を使った料理を作るところに埼玉進出の覚悟のようなものを感じる。能登天然塩の桜塩が春らしさを演出しており、それぞれの風味を引き立てている。
寿司・イタリアン・中華と3拍子揃った「まいもんタウン」。施設側もまいもん寿司の人気に大いに期待していることがうかがえる。3業態ともクオリティが高く、新たなまいもんファンの獲得に繋がっていくことは間違いない。「まいもん寿司」の取り組みからは目が離せない！
