住んでいなくても食べに行きたい!西荻窪・荻窪ローカルが愛するお店リスト(後編)

どこかノスタルジックな街並みは残しながらも、グルメを唸らせるこだわりのお店が続々とオープンし、いわゆるローカルの人たち以外からも注目を集めている西荻窪・荻窪エリア。実際にそこに暮らしているローカルたちが教える、おすすめのお店リスト後編(前編はこちら)は、このエリアにジワジワ増えつつあるというカレーとエスニックの注目店が登場。今回紹介する5店すべてが食べログの☆3.5以上(※2017年10月3日現在)という高評価を得ています。これからは「エスニックな気分のときは西荻窪・荻窪へ!」がグルメな人の合言葉になるかもしれません。

 

パキスタンにインドにタイ!“西荻エスニック”に未知なる刺激を求めて!

路地裏にある本格パキスタン料理「ラヒ パンジャービー・キッチン」

出典:シャーマンカーンさん

 

西荻窪駅から細い路地を歩いて5分ほどのところにあるパキスタンの家庭料理店。店名の「ラヒ」とは、ウルドゥー語で「旅人」を意味するそう。こちらをリコメンドしてくれたのは、西荻窪在住の編集ライター・藤井志織さん。「パキスタンカレーの味もいいし、ライスがちゃんとバスマティライスなのがうれしい。そして店主ラヒームさんのお人柄が最高なんです。子連れで行ってもとてもやさしくしてくれるので、子供たちは小さい頃から『どこに食べに行く?』と聞くと、“ラヒパン!”と言うくらいお気に入り。お料理の辛さは選べるのですが、子供にはバターチキンカレーとチーズナンを頼むことが多いですね。ラヒさんがパキスタンに帰省したときに仕入れてくる小物もかわいくて、価格も手頃なのでつい買ってしまいます」

 

 

 

カレーはもちろんビリヤニも絶品!インド料理「大岩食堂」

出典:METAL LUNCHBOXさん

出典:ゴンからの手紙さん

 

西荻窪駅の高架下に店を構える、小さな南インド料理のお店。席数は14席と少ないものの、白壁に青のストライプの入った布が下がっていたり、ヒイラギのリースが飾られていたりと、おしゃれなカフェのような雰囲気。西荻窪で美容室を経営する森愛さんもこのお店を愛する一人。「辛さ控えめのカレーはとても丁寧に作られていて食べやすくおいしいんです。ビオワインも充実していて、サイドメニューとワインを楽しむこともできて、ついつい長居してしまいます」

 

 

 

女性のお一人様も入りやすい駅前の人気店「タイ屋台料理ヌードル&ライス TUKTUK」

出典:胃ちゃんさん

 

西荻窪駅北口にある、カウンターのみのタイ料理店、TUKTUK。麺とライスに特化したメニュー構成で、麺は太さとスープの味(甘辛い/辛い)と汁のありなしが選べる約20種類と、ご飯ものは8種類ほどがラインナップされています。訪れた人のほとんどがオーダーする人気メニューが写真のトムヤムヌードル(950円)。こちらのお店もさきほど紹介したインド料理店「大岩食堂」の常連、美容師の森愛さんのリコメンド。「閉店間近の遅い時間帯でも多くのお客さんで賑わっている人気店です。麺もご飯ものもどれも本格的なおいしさで、女性一人でも入りやすいのでカウンターのほとんどを女性が占めていることも。駅前にあってありがたいと思える、まさに通いたくなるタイ料理店です」

 

 

素材にこだわった“荻窪カレー”はこの2店が間違いなし!

そのこだわりの高さに荻窪ローカルたちがいつも行列!「吉田カレー」

出典:超力招来さん

 

こちらは荻窪エリアながら西荻ローカルからも愛される、荻窪駅近くの人気店「吉田カレー」。ご飯の量は200、300、400グラムから選べ、カレーは甘口、辛口、甘口と辛口を混ぜたミックスから選べます。トッピングはとろける食感のやわらかな豚肉、キーマ、温泉卵、焼きチーズなどからお好みでチョイス。「今日は無性にカレーが食べたい!というときは迷わずこちらに。化学調味料と小麦粉を使用せず、素材にとことんこだわって野菜と果物ベースに動物性の出汁のスープで作られた、フルーティでスパイシーなカレーが病みつきになります」と、推薦者である荻窪在住のウェブデザイナー、吉川ふじのさんがリコメンド。

 

 

ここは西荻窪のインド!どのカレーもハズレなし「オーケストラ」

出典:バムセ&マイケルさん

 

西荻窪駅南口から5分ほど歩くと見えてくる、西荻窪らしいアンティークテイストの喫茶店。こちらの看板メニューはカレー。写真のポークビンダルーをはじめ、キーマカレーやチキンカレー、ひよこ豆のカレーが人気。ライスはサフランライスでトッピングにパクチーがのっています。こちらの常連という松庵文庫店主の岡﨑友美さんは、「店構えはカフェなんですが、中に入るとそこはインド。スパイスから丁寧に作られたカレーがどれもおいしいんです。ポークビンダルーはビネガーとスパイスでマリネした豚バラ肉をじっくり煮込んで、酸味と辛味が絶妙にマッチしています」とお気に入りの理由を語ってくれました。

 

 

今回お店をおすすめしてくれた西荻ローカルの方々

・編集ライター 藤井志織さん:食からライフスタイル全般まで、女性誌を中心に活躍するエディター・ライター。西荻窪在住歴10年。

 

・「松庵文庫」オーナー 岡﨑友美さん:西荻窪駅から徒歩7分の古民家を改装した、ブックカフェ&ギャラリー「松庵文庫」のオーナー。

 

・WEBデザイナー、「松庵文庫」ディレクション 吉川ふじのさん:WEB、DTPデザイン。松庵文庫立ち上げから、ディレクション全般を行う。

 

・美容室「nico」オーナー 森 愛さん:西荻窪にある人気美容室「nico」のオーナー。サロンの10周年パーティでは西荻窪の人気店「オルガン」がセレクトしたお酒をふるまうなど、おいしいお酒に目がない。