【食べぺディア】人気上昇中のネパール料理『ダルバート』

当たり前のように食してきたけれど詳しくは知らない定番食材や料理、流行っているのは知っているけれど実はまだ食べたことがないスイーツなど、食の世界は未知の情報で溢れている。そんなときは「食べぺディア」を読んで情報アップデート! 行きたいお店も保存しちゃおう。

ネパールの定食「ダルバート」とは? 特徴&食べ方をご紹介

よっしー7716
ダルバット セット(「ナングロガル 新大久保店」より)   出典:よっしー7716さん

ここ数年で人気が高まっているスパイス料理のなかでも、いまネパール料理の「ダルバート」への注目度がじわじわと上昇中だ。

ダルバートとは日本で言う定食のようなもので、ネパールの国民食と言われている。ネパール語で「ダル」は豆、「バート」は米飯を意味し、ダルバートは米飯、豆を挽いたスープ、カレー、アチャール(漬物)、副菜をセットにしたものを指す。タカリ族、ネワール族など民族の文化によって内容が異なることも知っておきたい。

 ropefish
ノンベジ ダル バート(山羊)(「Manakamana」より)   出典: ropefishさん

食べ方は、それぞれのおかずの味を楽しんだら少量ずつご飯にかけ、混ぜ合わせて食べるのが基本。混ぜながら好みのバランスを見つけるのも楽しみの一つだ。ネパール料理店やスパイス料理店でダルバートを見つけたらぜひ試してみてほしい。

各地で話題! 「ダルバート」のおいしいネパール料理専門店

【東京】ネパール料理激戦区の新大久保で、まず行ってみたい! 「ナングロガル」

mickandcindy
ダルバット セット   出典:mickandcindyさん

東京・JR新大久保駅から徒歩2分ほどの場所にある「Nanglo Ghar(ナングロガル)」は、ネパール料理激戦区の新大久保のなかでも草分け的存在で、「食べログ カレー TOKYO 百名店」に選出されたこともある人気のお店。

ヒマラヤから仕入れるスパイスを使い、食品添加物や保存料等は不使用。ラム・チキン・ポークの中からカレーを選べるダルバート「ダルバット セット」など、100%手作りのネパール料理は本格派と好評だ。

店内の様子
店内の様子   写真:お店から

ネパール人のスタッフが多く、ネワール族の料理を多数揃えている。店内の雰囲気も良く、初心者でも入りやすいのがうれしい。

【大阪】ネパール人シェフが作る本場のダルバート「マナカマナ」

大舞 雅
ノンベジ ダル バート(チキン)   出典:大舞 雅さん

大阪・北浜駅から徒歩6分ほどの場所にあるネパール&インド料理「Manakamana(マナカマナ)」は、本格的なネパール料理が食べられると話題の「食べログ カレー WEST 百名店」選出店。オーナーシェフであるネパール人のタパさんは、故郷のネパール料理はもちろん、インド・デリーの人気レストランでも修行を積んだ実力派だ。

ディナータイムと週末に登場するダルバートには、野菜のみで作る「ベジ ダル バート」と、チキン・マトン・山羊の中からお肉を追加できる「ノンベジ ダル バート」を用意している。

店内の様子
店内の様子   写真:お店から

店内・ホームページともに日本語の説明が充実しているので、ネパール料理初心者でも安心!

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

※記事公開日(2022年2月3日)時点で「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名等を掲載しております。最新の情報はお店の方にご確認ください。

文:平石紗代、食べログマガジン編集部