本当においしいカフェごはんVol.4
カフェ飯と聞くと「サンドイッチやパスタを食べるにはいいけど、ちゃんとしたごはんにはもの足りない」って思っていませんか? それはもう昔の話。「レストランという形に囚われず、もっと自由な形でお店を持ちたい」と、カフェをオープンする新進気鋭のシェフがいま増えています。そんな面白いバックグラウンドをもったシェフに、カフェマニアのモデル・斉藤アリスが会いに行く連載企画。
CAFE HELLO
第4回は、東京農大の世田谷代田キャンパス内にあるカフェ「CAFE HELLO」。お店の存在を知ったのは美容室でたまたま見ていた雑誌でした。美しい金柑タルトの写真が目に留まって、すぐにメモ。ハローという可愛い名前も印象的でした。
いざ足を運んでみると、本格的なイタリアバルの佇まい。シックなバーカウンターがあり、お酒の種類も豊富。かわいい名前とのギャップに驚きました。
カフェの隣には東京農大のアンテナショップ「農の蔵」、左隣には「DAIATADESICAフロム青森」という青森の名産品を扱うお店があります。
そんな「CAFE HELLO」が地域を巻き込んだユニークな取り組みをしているということで、店長の鈴木さんに詳しいお話を聞いてきました。
鈴木さん「街全体を活気づけるイベントを地域ぐるみで精力的に行っています。その一つが、毎月第2第4土曜日に開催している世田谷代田朝市です。地元の農家さんや農大と関係のある全国の農家さんが集まって、カフェ前の広場で農産物の直売を行っています」
朝市は午前7時スタート。農家さんの自家農園で育てた野菜や果物、お酒、お茶などを直売しています。畑で取れた農産物はもちろん、裏庭で取れたミカンのお裾分け的なものまで販売していて楽しい! しかも安い!
そんな朝市で大人気なのが30食限定「あおもり朝市定食」です。この日は、青森のたくろん米、青森の卵「緑の一番星」、青森野菜のサラダ、十三湖のしじみ汁がセットになって500円。
炊き立てのご飯に新鮮卵をからませて、いただきます。フワフワの卵かけご飯が、寝起きのお口にぴったり。あっという間に完食でした。
朝市で買ったものはカフェのテラスで食べてもOK。カフェではエスプレッソやパニーニなどを提供している日もあるので、洋風な朝ごはんを食べたい日にもおすすめです。
斉藤アリス「朝市に参加しようと思った理由は?」
鈴木さん「やはり地域の方々と仲良くなるためですよね。朝市がきっかけで、お店を知ってもらえたらいいなと思ってやっています」