肉料理と合わせるなら酒粕と酵素たっぷりのレモンサワーが最高!
「強発酵レモンサワー」の上に浮かぶ、かわいらしいクリーム状の食べ物。この塊すべてが糀菌、酵母菌、乳酸菌など多用な善玉菌が含まれている酒粕です。ビフィズス菌の増殖を促進するというレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)といった成分まで豊富であり、ここ最近は腸活に最適な食材として脚光を浴びています。
使用しているレモンも酵素シロップと呼ばれるもの。糖分と一緒に2週間から1ヶ月ほど漬け込み乳酸発酵させており、皮まで柔らかくなっています。「食物繊維、善玉菌、酵素、すべてをたっぷり含んだ飲み物です。個人差はありますが、体の大きな男性でも2杯ぐらい飲めば、翌日には効果が実感できると思いますよ」と、店長の高木さんも腸活の効果に太鼓判を押してくれました。
お肉料理も発酵の力を最大限に活用しています。たとえば、おやつに酒粕を与えて健康的に育てているという兵庫淡路島産の金猪豚。腸活に良いとされる脂質、オレイン酸(不飽和脂肪酸)の比率が一般的な豚よりも多いそうです。
ほかにも、ワイン造りの際に残るブドウ粕を飼料に加えている甲州ワインビーフなど素材を厳選。それぞれの肉質に合わせ、2〜4日ほど塩糀や醤油糀にも漬け込んでいます。
糀の分解作用によりアミノ酸が増えて旨みも倍増。脂少なめの部位を使用していますが、肉質が柔らかく満足度も高いです。
メインディッシュはお店の名物という拳サイズの「発酵からあげ」。塩糀ベースのタレに3日ほど漬け込んだ鶏もも肉を、上質な国産米油を使って二度揚げしています。米粉と片栗粉の衣はカラッとヘルシーな印象。肉は旨みが強くて非常に柔らかく、ピリ辛の特製香味ダレとも相性抜群です。
健康に気を使いながら、思いっきり唐揚げとレモンサワーを堪能するという、なかなか得難い食体験。「腸活はしたいけど、好きなものをガマンしたくない!」という方にも、ぜひ足を運んでいただきたい居酒屋でした。ただし、おいしすぎるので食べすぎにはご注意くださいね。